matsuko diary

散歩・食べ物・映画中心。

映画「カメラを止めるな!」※ネタバレあり

この映画は二度はじまるf:id:osugi923:20180915203428j:image

 

あらすじ

「37分ワンシーンワンカットのゾンビサバイバル映画」を撮った人々の姿を描く。

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影をしていたが、そこへ本物のゾンビが襲来。ディレクターの日暮は大喜びで撮影を続けるが、撮影隊の面々は次々とゾンビ化していき……。

 

感想

★★★★

前半酔いそうになったけど、後半面白かったので、笑って最後全てが良くなる 笑

 

前半は完全な超B級なゾンビ映画

ツッコミどころ満載で、これはこれで「この間(ま)は何…」「この空気はなに…」「このシナリオは必要なのか…」「え監督なんでカメラ目線?!」と観ながらポツポツ気になる映像満載でした。そしてカメラアングルが非常に悪く、私は途中酔いました 。体調悪くなると映画の印象が一気に下がってしまうのですが、後半見事に上げていただいて、無意識に笑っていて、見終わったあと、あー楽しかった。と終わることができました。

 

前半の気になる映像満載が後半でこれでもかというほど生きてくる

この映画は二度はじまる

まさにそうですね。

監督がカメラ目線で「カメラを止めるな!」って言ったのがつぼですわ。ディレクター陣が「あいつカメラ目線じゃん」って思うところかが、私も思ってたよ、て感じるシンクロ感に心踊る。体験型エンタテイメントでした。

もう一度作品を観てるから、後半の展開にニヤニヤが止まらない。

 

とにかく、面白かった。

あれこれ考察するのではなく、とにかく見て!!ていう気持ちが強いですね。たのしかった〜。

映画「リトル・ミス・サンシャイン」感想※ネタバレあり

負け組家族が織りなす、凸凹ロードムービー

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あらすじ

美少女コンテストのクィーンを夢見る少女とその個性的な家族が、黄色いワゴン車に乗ってコンテスト会場を目指す姿を描く。

小太りの眼鏡っ子、オリーヴの夢は美少女コンテストで優勝すること。地方予選で繰り上げ優勝した彼女は、独自の成功論に取りつかれる父リチャードや離婚歴のある母のシェリル、自殺を図ったゲイの伯父フランク、ニーチェを崇拝し全く喋らない兄ドウェーン、老人ホームを追放された不良エロクソジジイのグランバらと車で決勝大会の会場を目指す。

 

感想

★★★★★★★

笑って、笑って、ほっこりして、ジーンとくるロードムービー。元気をもらえる、そんな素敵な映画でした。f:id:osugi923:20181005163505j:image

 

愛すべき変わり者な家族

なかなかの個性豊かな家族たちがおりなすドタバタコメディですが、とにかくみんなの掛け合いが面白い!一つの空間にいる家族6人の凸凹した掛け合い、絶妙なテンポ感、なんなんでしょうね、このアンバランス感が逆に魅力なんです 笑 (ちなみに家族の会話の大半は父リチャードかおじいちゃん発信の、負け組と勝ち組の話)

 

シェリ

離婚歴があり、兄のドウェーンは元旦那の子です。なにかと感情的に夫とぶつかり合いますが、家族の面倒、特におじいちゃんとやっていけてるのが尊敬レベル、自殺未遂した兄の面倒までみて、凄くバリタリティ溢れるお母さんだなと思いました。f:id:osugi923:20181005163518j:image

 

父 リチャード

成功にこだわり、しかもそれを家族に植え付けようとさせる面倒くさいキャラ 笑

この人苦手だなーて思いましたが、叔父のフランクが上手く交わしてるのを見ると、なんか可哀想にみえてくる 笑

なんだかんだ家族を大切に思っていて、まさかまさかの行動力を(2回も)見せてくれるシーンは要注目です。f:id:osugi923:20181005163526j:image

 

叔父 フランク

叔父さんのキャラは好きです。悲惨感たっぷりでぽろっと面白いこと言う人好きです。あと走り方が特徴あって、面白い。 あの機敏な動き、なんなんでしょうか笑f:id:osugi923:20181005163546j:image

 

兄 ドウェーン

喋らない兄です。途中、事件が起こり叫び出しますが。妹のオリーヴには優しいので可愛がってるんだなと思います。父リチャードがオリーヴに「アイスクリームは太るからあまり食べるのはよろしくない」とネチネチいってるところに、ドウェーンがすかさずストローを使って紙をリチャードの顔めがけて飛ばすシーンは可笑しくて好きですね。なかなかの癒し系でした。f:id:osugi923:20181005163553j:imagef:id:osugi923:20181005163817j:image

 

妹 オリーヴ

かわいい、とにかく可愛かった、、。純粋で子どもらしい。この子がいると家族が一致団結しますね。オリーヴはただ可愛らしいだけではなく、人の気持ちもわかる心優しい子。ミスコン前日に、弱音を吐くシーンの演技は素晴らしかったなぁ。f:id:osugi923:20181005163605j:imagef:id:osugi923:20181005163612j:image

 

おじいちゃん グランバ

なかなかのトラブルメーカーでした。ヘロインをやり、エロを語り、文句たらたらな典型的なクソジジイです。そのせいで老人ホームを追放されますし。でも孫のオリーヴは可愛がっており、なかなかの良いおじいちゃんです。このおじいちゃん、大きな置き土産を2回もおき、その処理を残った家族が一致団結して行うという展開があるので必見。f:id:osugi923:20181005163623j:image

 

ワゴン車のシチュエーションはお見事

とにかくバラバラな家族ですが、そんな家族だからこそ一致団結するシーンは見ものです。

オンボロのワゴン車に乗って、家族6人は自宅から1300キロもあるカルフォルニアを目指しますが、途中で車が動かなくなります。

それを何とか動かすためにみんなで車を押して、ギアを入れます。その動き出した車にみんなが次々と乗っていくシーンが何度かありますが、この映画を代表する素敵なシーンですね。言葉は無くとも一致団結する家族の姿にほっこりします。f:id:osugi923:20181005163654j:image

 

ラストのダンスは最高傑作

おじいちゃんの大きな置き土産の2つ目が、ミスコンでオリーヴが踊るダンスです。MCハマーの曲に乗せて、なんともハレンチなダンスを教えておりました。(これだからクソジジイ) 会場がざわつき、「なんてふしだらな!」という声とともに会場を出る人々。その中でも家族たちは、戸惑いを隠しきれないながらも、立ち上がり、手拍子をし始め…笑

ついに審査員が怒り、父リチャードにオリーヴを止めさせようと促し、終了するかと思いきや。

なんと一緒に踊っちゃいました。笑笑f:id:osugi923:20181005163710j:image

このシーン大好きです。もうここから笑いが止まらない止まらない。そのあと畳み掛けるように、伯父フランクも変なノリで踊り始め、兄ドウェーンも勢いよく踊り、シェリルもみんなの輪に入るように踊ります。手を取り合って楽しそうに。f:id:osugi923:20181005163730j:image

なんか心がジーーンときましたね。可笑しいけど、家族が一つになったとても感動するシーン。おじいちゃんのある意味素敵な置き土産って事にしておきましょうか。

 

出逢えてよかった!!最後は家族みんな好きになったし、お気に入りの作品となりました。f:id:osugi923:20181005163752j:image

映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」※ネタバレあり

若きハンソロを描く、スターウォーズ・ストーリーf:id:osugi923:20180915202440j:image

あらすじ

スター・ウォーズ』シリーズの人気キャラクター、ハン・ソロを主人公に据えたスピンオフ。宇宙を駆ける密輸業者からヒーローになった彼の若き日の戦いと冒険を描く。

帝国軍が支配する時代。惑星コレリアで生まれ育ち、自分の力だけで生き抜いてきたハン・ソロオールデン・エアエンライク)は、銀河で一番のパイロットになるという夢を抱いていた。やがて宇宙に飛び出した彼は、チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)という相棒を得る。彼らは、幼なじみの美女キーラ(エミリア・クラーク)らと一緒に、危険な世界に通じたトバイアス・ベケットウディ・ハレルソン)が率いるチームに加わり、壮大な冒険に身を投じる。

 

感想

★★★★★

スピンオフシリーズ好きです。本編に比べて肩の力を抜いて純粋に楽しめる。全編、冒険にわくわくして、チューイとランドが出たときはにやにやして、モールが出たときはぽ っかーん口が開いて 笑

米国の興行収入よろしくなくて、散々に言われてましたが、個人的には楽しかったですよ。

 

ソロとチューバッカコンビ復活

2人の出逢いは唐突。チューバッカは軍に捕えられていましたね。そこにソロも捕らえられて、最終的には協力して一緒に逃げ出します。暴れると手に負えないウーキー族なので、初めはソロも大変そうでしたが 笑 意外とすんなりふたりは一緒に旅をするようになりましたね。特に興奮したのが、ミレニアム・ファルコン号を始めて操縦する2人のシーン。にやにやしちゃいましたね。f:id:osugi923:20180915202646j:image

 

何者キーラ

ハンソロの幼なじみとして登場するキーラですが、まず初登場シーンと再会した後のシーンでは印象がガラッと変わったところに驚き。

無垢な幼なじみの印象から、謎の美女に変貌を遂げていましたよ。f:id:osugi923:20180915202707j:imagef:id:osugi923:20180915202711j:imageそしてキーラに一体何があったのか、それも本作の面白さになってましたが。

まさかの展開にこれまた驚き

そしてキーラ役のエミリア・クラークがお美しかった。そして今後のキーラの行く末が気になるところです。

 

 

ランド、ランド

ハンソロの悪友ランドです。f:id:osugi923:20180915202725j:imageこの人登場すると楽しくなっちゃうんですよね、どんなにシリアスでも。

そしてランドはランドでした。うれしかったです。ミレニアム・ファルコン号はいまやソロの方が愛着あるように見えますが、本作を観るとランドもファルコン号に愛着がある理由も明らかに。んー可哀想なランド…。

 

今後

とにかく、スピンオフ「ボバフェット」作ってください!!

キーラの今後が気になります。

ダースモールとの絡みみたいです。

次はオビワンでるかな?

ソロは本当にもうでないの?

そしてシリーズ本編にもかかわってくるのかなと色々妄想が止まりません。

よろしくお願いします。笑f:id:osugi923:20180915202829j:image

 

追記

配給ディズニーになってから思う事

エピソード7から製作がディズニーの配給となり、ディズニー色が苦手な友人から、セリフやシチュエーション、ユーモアさが「ディズニーぽくて嫌」というストレートな感想を聞きました 笑

そもそも配給が変わるとテイストって変わるもんなんでしょうかね?

そんなこんなでふと思ったことがありまして。

エピソード7からスピンオフ含めて、主要の女性キャラの描き方が好きだなぁ個人的には思っておりました。

なんと言いましょうか、男性に守られるヒロインの存在が薄い気がします。例えば、これまでのスターウォーズシリーズでのレイア姫もアミダラ女王も、自身の身のこなし方は存じてるし、自立されているけれど、やはり男性の盾があってのヒロイン像だと感じてます。

でも、レイ、ジン、現レイア、そしてキーラ、自立は勿論、むしろどの男どもより強い… 。

今のディズニー映画のヒロインに通じるものを感じたこの頃です。(ディズニー映画に出る女性像が時代によって変わっているため、同じ理由かもしれませんが)

私は好きです。以上ぼやきでした。

映画「マンマ・ミーア!」※ネタバレあり

すべての人を笑顔にする、最高にハッピーなミュージカル!f:id:osugi923:20180916204512j:image

あらすじ

ABBA」のヒット曲で構成される人気ミュージカルの舞台を映画化した「マンマ・ミーア!」の10年ぶりとなる続編。主人公ソフィがホテルの開業を目指して奮闘する現在と、ソフィの母ドナの若き日である1979年の物語を交錯させながら、母から娘へと受け継がれていく物語をつづる。ギリシャのカロカイリ島で念願のホテルを完成させたソフィは、オープニングパーティの準備に追われていたが、母ドナの親友ロージーとターニャもやってきて、久々の再会を喜ぶ。しかし、ニューヨークにホテルビジネスを学びにいっている夫のスカイから、一緒にニューヨークで暮らさないかと誘われ、心揺れるソフィ。そんな彼女に、ロージーやターニャ、そして3人のパパのひとりであるサムらは、若き日の物語を話し始める。

 

感想

★★★★★★★

最高にHAPPYな気分でした。

キャスト陣が歌うABBAの曲がとにかく良い。

サントラも聴きまくり、カラオケでも歌い、また映画を観にいきました。

やはりリピーターする時は音楽を聴きに行くが私の中ではキーになっているようですね。(SING同様)

 1との整合性は気にしちゃいけないですね。かなり取れていません 笑

でも私は大丈夫でした。やはりマンマミーア!に私が求めているのは、嬉しいときも悲しいときも、歌って、踊って、そして観ててハッピーな気持ちになれる。f:id:osugi923:20180916204952j:image

 

劇中で特に好きな曲

「When I Kissed The Teacher」

劇中で若きドナ達が歌う、POPTUNE。皆楽しそうで好き。曲もキラキラしてて好き。一番カラオケで歌う 笑f:id:osugi923:20180916204659j:image

「Waterloo」

若きドナとハリーが歌って踊るんですが、とにかく踊りが観てて楽しい。ノリノリで踊りたくなっちゃう。f:id:osugi923:20180916204708j:image

Andante,Andante

若きドナが歌う。アンダンテなテンポ(そのまま)。リリージェームズの声に酔いしれる。

「The Name Of The Game」

若きドナが歌う。リリージェームズのプロモーションビデオのよう。とにかくチャーミングさが全開。

「Angel Eyes 」

ソフィ、ターニャ、ロージーが歌う。これも絵が面白い。ターニャとロージーの掛け合いはとっても面白くて好き。ロージーが落ち込むとケーキを食べたくなるのが好き。f:id:osugi923:20180916204722j:image

「Mamma Mia 」

若きドナ、ターニャ、ロージーが歌う。歌いだしはゆっくり始まりますが、歌っていくうちにアップテンポになって、元気を取り戻していくドナ。ダイナモスがフレッシュでこれもまた良かった。f:id:osugi923:20180916204731j:image

「Dancing Queen

これ、泣きました。うれし泣きですかね、感極まって泣きますね。

「皆きたーー!ハリーとビルがなぜかタイタニック再現してるー!みんなそろったー!」というHAPPY最高潮。f:id:osugi923:20180916204743j:imagef:id:osugi923:20180916204752j:image

「My Love,My LIfe」

これも泣きました。

若きドナ→ドナ、ソフィが歌う。ドナの想いというか、ドナがソフィを生んだ時の想いとか、ドナが今でもソフィをずっと見守っていることがわかる描写とかが伝わってきて涙。

「Super Trouper」

全員、集合!フィナーレですね。このショーのような演出大好きです。

皆楽しそうで、ヤングとアダトが一緒に歌うシーンなんかステキ。皆で指差す演出も好き。これも最高にHAPPY。

 

若い頃のドナを演じたリリージェームズの虜

めちゃよかったですわ。

メリルの若かりし頃と考えると、んー、違うとは思いますが。

笑い方は似てたかな。笑顔が素敵でチャーミング。あれは皆んな恋に落ちちゃうのが納得。3人の男性と関係を持っちゃうのにビッチを感じさせないすごいぞドナ。f:id:osugi923:20180916204814j:image

個人的に「The Name Of The Game」の時の、ヤギに見つめられるドナがヤギを驚かすシーンが好き 笑

 

 

歌、踊り、開放的ななロケーション。

あれを大きなスクリーンで観たくて、体感したくて私はリピートしました。

最高に幸せな気分になりました。f:id:osugi923:20180916204909j:image

映画「グレイテスト・ショーマン」※ネタバレあり

「地上でもっとも偉大なショーマン」と呼ばれた19世紀アメリカの実在の興行師P・T・バーナムの半生を描いたミュージカルf:id:osugi923:20180225195709j:image

 あらすじ

貧しい家に生まれ育ち、幼なじみの名家の令嬢チャリティと結婚したバーナム。妻子を幸せにするため努力と挑戦を重ねるバーナムはやがて、さまざまな個性をもちながらも日陰に生きてきた人々を集めた誰も見たことがないショーを作り上げ、大きな成功をつかむ。しかし、そんな彼の進む先には大きな波乱が待ち受けていた。

 感想

★★★

ミュージカル映画として素晴らしいです。観てて元気をもらえる作品です。

 

素晴らしい歌声、素晴らしいダンス

ストーリーのテンポが良い、構成もよい、そしてなんといっても、歌に踊りに、パフォーマンスがパーフェクト!!圧倒されました。本物だと。粗がないです。f:id:osugi923:20180225195740j:imagef:id:osugi923:20180225195746j:image

パフォーマンスの中でもザックが出演してるシーンは圧巻でした。

バーナムがザック演じるフィリップを自身のショーに勧誘するシーンや、f:id:osugi923:20180225201446j:image

フィリップと恋に落ちるアンとの空中ブランコシーン。魅せるなあ。f:id:osugi923:20180225195753j:image

もちろん、作品のテーマでもある「This is me」は言わずとも素晴らしかったです。力強い、力強い。f:id:osugi923:20180225201440j:image

レベッカ・ファーガソン演じるジェニー・リンドが歌った「Never Enough」は物凄くジーンときました。歌声だけで心が動かされる。f:id:osugi923:20180225202154j:imagef:id:osugi923:20180225202200j:image

全てがスタンディングオーベーションものでした。スクリーンで観る価値ありです。

 

バーナムの人間性が気になった

エンターテイメントを観ている傍ら、ストーリーを追っていると、どうしても主人公バーナムの人間性が気になる。 トップに立つ人間にもなると仕方ないのかしら、幼少期の不遇を考えると仕方ないのかしら、そもそもミュージカルとしては素晴らしいからまぁいっか、とか考えてました。バーナムと対比するかのようにフィリップがどんどんいい奴になるので、それもまた際立っちゃう要因。

最終的には改心し、フィリップとも師弟関係ではなく相棒となったのでめでたしめでたし。f:id:osugi923:20180225195819j:image

 そしてバーナムの妻を演じたミシェル・ウィリアムズが美しかった。ショーがヒットする前の貧しかった頃のシーンなんか彼女の素材の良さが際立っていました。f:id:osugi923:20180225201458j:imagef:id:osugi923:20180225200410j:image

そしてバーナムの娘2人はとてもかわいかった。ラストの妹ちゃん木の役になってたけど、キュートで胸がきゅんとしました、笑顔になりました。

映画「ガタカ」 ※ネタバレあり

決して夢を諦めないf:id:osugi923:20180716152548j:image

あらすじ

遺伝子操作により管理された近未来。宇宙飛行士を夢見る青年ヴィンセントは、劣性の遺伝子のため希望の無い生活を送っていた。そんなある日、ヴィンセントは闇業者の手配により、事故により身障者となった優秀な遺伝子をもつ元エリート、ジェロームに成りすます偽装の契約を結ぶ。そうして、ジェロームの遺伝子を借りてエリートとなったヴィンセントは、宇宙飛行施設“ガタカ”に潜り込む。が、そんな中、彼の正体に疑いを持っていた上司の殺人事件が起こり……。

 

 

感想

★★★★★★★

名作でした

SF×ヒューマン。

他の作品でも面白い設定はあるが、(活かしきれず残念も多々あるが)ここまで良い作品だと思えたのは、やはりイーサン・ホークジュード・ロウの2人の関係性がとても素晴らしかったから。映像と音楽も素晴らしかった。

 

常に緊張感漂う展開に目が離せない

不適合者のヴィンセントは不適合者であるとバレない為に、毎日チェックする指紋認証、尿検査など、適合者であるジュロームのものを使用しながら、髪の毛一つも残さないよう、とんでもない程の配慮をしまくる日々を送っています。

ある日、職場内で起きた殺人事件により、警察が犯人探しのために職場を調べ始めることとなるのですが、ヴィンセントにとっては危機です。警備の目が厳しくなり、より一層ハラハラ度が増すわけです。目が離せない 笑

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どんな境遇でも夢を諦めない

遺伝子で決められた優劣差別の中、夢を叶えるために諦めないで生き抜く主人公の努力は賜物です。見た目で不適合者とばれないために、身長を伸ばす手術をするシーンは、観てて痛々しい。本人もそこはさすがに躊躇しますが、夢をかなえるために、手術することを決めます。

f:id:osugi923:20180716153936j:imageまたその夢を自分の夢同様に思い、ヴィンセントに協力するジェロームの努力も賜物。この2人の織りなす関係性もとても素敵でした。(ヴィンセントが絶体絶命の中、ジュロームが車椅子を降りて必死で階段を登るシーンは印象深い。螺旋階段なのもDNAを彷彿とさせるね)f:id:osugi923:20180716152755j:imagef:id:osugi923:20180716153925j:image

 

兄弟の話

ヴィンセントには弟がいます。

ヴィンセントは遺伝子操作なく両親が自然妊娠してできた子供。この両親、愛があれば遺伝子操作なくとも子供を幸せにできるという思いがありました。しかし、いざ蓋を開けてみると、心疾患で寿命は30歳と診断されるんです。

現実を突きつけられた両親はショックを受け、遺伝子操作で身体的知的のハンディキャップなしの弟を作りました。(ころっとですよ)それにより、両親はいつしか弟をかわいがり(無意識かもしれませんが)、ヴィンセントは弟という適合者と比較される環境に身を置かれるわけです。

この弟との確執が、また後半生きてくるんですよね。この幼少期の出来事もしっかり無駄なく回収してるところもいいですね。

 

周りを取り巻く人たちが知らず知らずに心動かされていた

特にそのような描写はありません。ただヴィンセントが不適合者であるのを知りながらも黙っている(応援していた)人たちがいました。そんな適合者すら彼の努力を認めて、このまま夢に向かって進んで欲しいと思っていた事には違いないと思います。こういうところがまたいいですよね。

 

ラスト

ヴィンセントが「地球には居場所がないと思ってたのに、去るのがつらかった」というセリフにジーンときました。

ヴィンセントが宇宙に旅立つ、そしてジュロームの最期…。二つの異なる炎が哀しさを引き立てましたね、こんな演出するのも上手いですね。f:id:osugi923:20180716152822j:image

 

 褒めてばかりでしたが、本当によかったです。お気に入りの一本になりました。

 

 

 

 

映画 万引き家族 ※ネタバレあり

 犯罪で繋がる家族の物語f:id:osugi923:20180716145407j:image

あらすじ

東京の下町。高層マンションの谷間に取り残されたように建つ古い平屋に、家主である初枝の年金を目当てに、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀が暮らしていた。彼らは初枝の年金では足りない生活費を万引きで稼ぐという、社会の底辺にいるような一家だったが、いつも笑いが絶えない日々を送っている。そんなある冬の日、近所の団地の廊下で震えていた幼い女の子を見かねた治が家に連れ帰り、信代が娘として育てることに。そして、ある事件をきっかけに仲の良かった家族はバラバラになっていき、それぞれが抱える秘密や願いが明らかになっていく。

 

感想

★★★★★

役者さんの演技に脱帽。しぐさや表情、セリフに心を揺さぶられました。安藤サクラさんの母性には自然と涙がでました。

 

見応えある演技と豪華な出演人
いやー、贅沢でした。
主演級の方々ワンシーンのみだったり、ほんと少ないシーンで印象に残るお芝居。2時間じゃ物足りないくらいもっと掘り下げてほしいぐらい。

特に安藤サクラの母性を感じては涙しました。
凛の帽子を焼き、後ろから凛をぎゅーとハグするんです。あそこは印象的で、なんとも言えない涙が溢れました。f:id:osugi923:20180716145634j:image

また子役の2人、祥太と凛を演じた城 桧吏くんと佐々木みゆちゃんは、なんじゃこらというほど、素晴らしかった。可愛いらしくて演技が上手というレベルではなく、とてもリアルでした。子どもながらに抱えている不安定さ、そのなかに垣間見れる子供らしい無邪気さが混在して、観る人に訴えかけるぐらいの魅せるものがあった。f:id:osugi923:20180716145552j:image

もともと松岡茉優さんのお芝居が好きで、ほかの作品だといい意味で浮くことが暫しあるのですが、万引き家族は、なじんでいました、皆さんの演技が心地よかったです。f:id:osugi923:20180716145601j:image

そんな役者さんが沢山出ているこの作品は本当に贅沢です。

 

家族の形とは

冬のある日、近所の団地で震えていた幼い女の子を見かねて家に連れて帰ったことから物語がはじまります。家に帰ろうとしないその子に、初めは戸惑いながらも凛と名前をつけて娘として育て始めます。

しかしこの家族、凛の存在云々関係なく、どことなく不自然で。話が進めば進むほど、色々と「??」と思う節が時折垣間見えるんです。でも凛を通して、信代の母性を感じたり、治はどうしようもない父親だけど、彼なりに家族を愛していたり。亜紀は、初枝とは仲が良いけど、好きな人ができると信代に見透かされ、ほほえましい会話をしたり。家族みんなで海に行くシーンは特に、みんな楽しそうな家族の形が印象的でした。f:id:osugi923:20180716145618j:image

 

初枝の死後、わかる家族たちの関係性
家族だと思っていたが、本当は誰1人血の繋がりがなかったという事実。

え、誰一人も?!てなりました。
本当に初枝の年金を頼りに偽りの家族を作っていたということで成立しちゃいますよね、つまり絆はお金だったのか?

いや、この作品を観た人はそうは思わない。それが面白いところで。

それだけではなく、信代と治には衝撃な過去があり、関係が複雑すぎるんですよね。

でもこの家族の日常を観た人は一言では片付けられない感情にさせられる。

 

ラスト、考えさせられる

凛が本当の家族の元に帰るのですが、それはまたつらい生活に戻っただけ。f:id:osugi923:20180716150047j:image

子は親を選べない。血の繋がりこそが本当の家族なのか?本当な家族と一緒にいることが本当な幸せなのか。と問いかけられます。

そんなの千差万別であり、それを子どもは自ら選択ができない。だからちゃんとした大人が子どもが自立できるまで守っていかないといけない、それは血の繋がり関係なく、大人の義務である、と私は思う。

確かに、あの家族の形は一般には理解されにくいものがある。警察はいとも簡単にあの必死で作り上げた家族を引き離した。

犯罪たくさんしてます。犯罪を助長しているという意見もある。それはいけないことである、しかしそれ本人たちだけのせいなのだろうか、そこに本当の家族(血縁者)の責任があるのではないか。罪を犯したことだけではなく、どうしてこの家族が生まれたのか、そこも知ってほしい。

凛がまた本当の家族のもとに返され、育児放棄される。1から10を繰り返し数える彼女のラストのシーンが胸を締め付ける結末でした。

 

血縁者がない中で家族は作られるだろうか。

問いかける作品でした。

家族の定義をしっかり考えなければなりませんが、あの家族にはお互いの存在が必要だった。幸せは周りが決めるものではなく、自身で感じるものであることをしっかり見て欲しい。f:id:osugi923:20180716150053j:image