映画「きっと、うまくいく」※ネタバレあり
インド映画です。ヒューマンコメディです。
インド映画といえば、笑って泣いて歌ってのエンターテイメント性が強いイメージですが、勿論今作もその要素はてんこ盛りです。
タイトル好きです。「きっと、うまくいく」
何とかなる、きっと大丈夫と同じくらい好きな言葉です。原題は「3 Idiots」。意味は3バカ。
ん〜、邦題の方が良いかも。笑
あらすじ
ランチョー、ファルハーン、ラージューの3人は名門工学大学で出会い、ルームメイトでのちに親友となる。特にやランチョーは天才肌でありながら、現代の教育社会に不信感をいだき学長にも物申す型破りな性格ながらも、その魅力的な存在に色んな人達の心を動かします。そんな彼の口癖が「うまーくいく」
しかし大学卒業後ランチョーは突如行方不明になるのです。何故行方不明に、、。
そして卒業から10年後、消息を掴んだ同窓のチャトルがファルハーン、ラージューを呼び出し、ランチョーを探しに行きます。そこにランチョーと名乗る男がいたが、みんなの知ってるランチョーではなかったのです。
感想
★★★★
171分とかなり長編ですが、
かなり面白かったです。
とにかくランチョーが魅力的
ランチョーは現代の若者の代弁者、ヒーローそのものです。
3人の友情もよかったです。バカ騒ぎするシーンは笑えるし。ランチョーに2人も影響されていくのですが、勿論ランチョーのような天才では無いので劣等感も感じます。(ファルハーンとラージューは器用ではありません、お家も貧乏である。性格だけは良い。)
ランチョーは只者ではなかったし。結果もともとの次元が違った。
インドの社会問題にもフォーカスを当てる
現在のインドの抱える社会的問題(若者の自殺、貧困、カースト制度)をさっと盛り込み、現在の教育社会に疑問を抱いている理想主義のランチョーがズバッと軽快に物申していくわけです。スカッとしますね。でもそれに異議を唱える人たちがいて、(主に学長です、ああいう大人は見ててイライラします)邪魔をしますし、そのせいで登場人物二人も自殺に追い込まれます。
テンポが良いので、笑っている間にそういう深刻なシーンもいきなり出てきては、ハッとします。
3人の友情の素晴らしさ
でも辛い事があっても友情や愛情パワーで乗り越えるんですよね。ラージューとファルハーンもランジョーのお陰で自分に正直に生きるようになります。
ラスト最高 笑
元気をもらえる素敵な映画でした🍀