映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」※ネタバレあり
料理を愛する主人公の人生再出発物語。
あらすじ
一流レストランの料理人カール・キャスパーはオーナーと衝突。創造性に欠ける料理を作ることを拒み、店を辞めてしまう。マイアミに行ったカールは、とてもおいしいキューバサンドイッチと出会い、元妻や友人、息子らとフードトラックでサンドイッチの移動販売を始めることにする。
感想
★★★
料理意欲が湧く〜。
美味しいものを食べたくなる〜。
食が好きなら観ましょう
テンポよく料理シーンが終始登場します。料理を作る過程は見てるだけでわくわくします。
カリカリに焼けたベーコンは芸術ですよね。
余談ですが、料理屋に行くとき、料理が出来る過程を見たいがためにカウンターを選びます。あれも一つの作品見てるようで楽しいですよ。
ツイッターをはじめたカールが面白い
料理評論家がツイッターにカールの料理を酷評します。それまでツイッターの存在すら知らなかったカールですが、その評論家に返信をするために仕組みもわからないツイッターをはじめます。相手だけに送ったつもりでしたが、互いのフォロアー全員に公開する形でツイートしてしまいます。
そしてトレンド入りの大炎上。笑
カールの仕事の後輩はその状況を労わりながらもなんだかんだ楽しんでますし、とにかく可笑しくて笑っちゃうシーンです。
そのあともツイッターちょいちょい活躍するので、そこも見どころです。
ヨハンソンが可愛い
自立したかっこいい女性を演じることが多いスカーレット・ヨハンソンですが、本作は前髪もパッツンで黒髪で可愛らしいったらなんの。
キャラクター皆んなちょいちょい面白い
これはヒューマンコメディなんでしょうね。アメリカのコテコテなコメディではないんですが、シュールな笑いが散りばめられています。まず主人公のカールは実力はあるのですが、実直で真面目で、要はいじられキャラなんですかね。
元妻もカールの元仕事仲間もイカしてます。
特にカールのことをボスと呼ぶマーティンは調子いいんですよね。笑
カールの料理に対する情熱
とにかく主人公のカールは仕事人としても父としても男としてもよく出来た人間ではありません。でも料理は上手い。料理への情熱は凄い。
食べる人に最高の料理を提供したいカールの想い。料理を提供する同じ人間として、カールは尊敬します。
パパと息子の物語
もう一つこの作品の軸にあるのは家族再生物語です。カールは離婚をしていますが、一人息子がいます。その息子はカールのことが大好きなんですよね。仕事人間のカールは中々息子との遊ぶ時間を作ろうとはしませんでしたが、フードトラックを始めた事で、息子と接していくうちに家族の大切さを再確認していくのです。
そして元妻ともなんだかんだ良い仲になってましたね。
フードトラックで働くシーンは本当に楽しそうで、この空間いいなぁと観てて羨ましくなりました。
パニーニ(本作はキューバサンドイッチ)片手に鑑賞しましょう。
シェフ鑑賞後は、美味しいものを食べに外へ繰り出しましょう🍀