映画「美女と野獣」※ネタバレあり
究極の愛とファンタジー
あらすじ
ひとりの美しい王子が、呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまう。魔女が残した一輪のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、愛されることができなければ、永遠に人間には戻れない。呪われた城の中で、希望を失いかけていた野獣と城の住人たちの孤独な日々に変化をもたらしたのは、美しい村の娘ベル。聡明で進歩的な考えを持つ彼女は、閉鎖的な村人たちになじめずにいた。それでも、“人と違う”ことを受け入れ、かけがえのない自分を信じるベルと、“人と違う”外見に縛られ、本当の自分の価値を見出せずにいる野獣──その出会いは、はたして奇跡を生むのだろうか…?
感想
★★★★
ディズニーアニメ実写化の中で1番
アニメ版のよさをきちんと押さえた上で、アニメより色んな背景が追加されています。それが余計な演出とは感じず、より良い作品として仕上がっています。アニメではできなかった深い心理描写を、丁寧に描いた実写の成功例でした。
ベルの両親にスポットライトが当たっていたり、野獣の幼少期もちょろっと。呪いをかけられたシーンも丁寧に描かれていましたなぁ。
実写の演出で好きだったのは、バラの花びらの最後の一枚が落ちて、城の住人たちが本物の家具や骨董品になっていくシーンです。涙がでました。ポット夫人が息子のチップを探しますが、会うことは叶わず、ポット夫人が完全なポットと化してしまう。そのあとすぐにチップがお母さんを探して登場しますが…時すでに遅しー!そのあとすぐにチップも完全なカップと化してしまいますが。そして最後はルミエールとコグスワーズが交わす台詞も感動的でした。(そのあとベルのおかげで呪いはすぐ解かれますが)
その演出もあって皆なが人間に戻れるシーンは感動ものでした。
何と言ってもエマワトソン
歌が上手い、表情が絶妙、身振り手振りが美しい。こんなにハイスペックな女優さんだったとは。驚きでした。
正直エマワトソンがベルってピーンとこなかったんです。個人的に、もっと表情が柔らかい人がいいなと思っていて。でも作品を見たらそんなことまったく思いませんでした。それぐらいエマが演じたベルが素晴らしかったということです。野獣をみるときのあのニヤッとした表情が愛らしくて特に好きでした〜。
脇を固める俳優もみんな優秀すぎる。
歌声が素晴らしかった。どうしてもアニメ版と比較してしまいますが、アニメ版に寄せながらも個々の歌声がマッチしていてナイス配役だと思います。
個人的好きなルミエール役のユアンマクレガーや、コグスワース役のイアン・マッケランがラスト登場した時はもうウハウハしましたよ。
あとガストンの相棒ル・フウもいい味出してました。いい奴でしたし、あの、設定もよかったです。他の配役も含め、進歩的というな先進的なというか、粋な作品でもあると思います。
そしてガストンは期待以上にガストンで、抜群の安定力でした 笑
やっぱりディズニー映画って良い
美女と野獣はディズニーアニメーションの中でも好きな作品だけあって、色んな名シーンが出るたびに感動しました。
特にあの有名なボールルームでダンスを踊るシーン。ポット夫人が歌う「Beauty and the Beast」は感極まって泣きました。
演出も上手いですよね。構図とか背景とかセットとか衣装とかもう全てが完璧で。アラがない。すぐ映画の世界に入り込めちゃう。
劇場でもう一回見たかったなぁ…。