matsuko diary

映画感想ブログ

映画「トレインスポッティング2」※ネタバレあり

人生を選べ!

あの「陽気で悲惨な青春映画」が帰ってきた。

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 あらすじ

 スコットランドエディンバラ。大金を持ち逃げし20年ぶりにオランダからこの地に舞い戻ってきたマーク・レントン
表向きはパブを経営しながら、売春、ゆすりを稼業とするシック・ボーイ。
家族に愛想を尽かされ、孤独に絶望しているスパッド。
刑務所に服役中のとにかくやばい奴、ベグビー。
モノ分かりの良い大人になれずに荒んだ人生を疾走する彼らの再会、そして彼らが選ぶ未来とは。

 

感想

★★★★★

前作を上回る良さがあるなんて!!相変わらずどうしようもない奴らなのにめちゃくちゃかっこいいです。

 

20年ぶりにみんな集合!

20年の歳月を経てキャスト変わらずで戻ってきました。同窓会ですよ、みんなシワが目立ちますね笑 特にベグビーは衣装がおじいちゃんだよ!!大丈夫かしら…て思ったけどあの何をしでかすか分からない狂気は健在でした。ベグビーおじいちゃんがいるからある意味作品が締まるよね。

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 前作のシーンが出てきてはノスタルジックな気持ちにさせてくれる。

前作のシーンが満載。しかも良いところで出てくるもんだから、なんか懐かしくて感動しちゃうんだなこれが。

強盗してみんなで街を全力疾走するシーン、レントンが車に轢かれて、その車に向かって嫌な笑みを浮かべるシーンは印象的ですよね。あれは今作でもやってました、デジャブ。でもその顔のユアンが20年前と同じ顔をしていて、本当歳月を感じさせない。

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あと前作で亡くなったトミーも回想で登場してました。トミーを偲ぶために行った懐かしの山も再登場。

本人たちは20年前で時が止まっているんでしょうね。そしてレントンが帰ってきて4人が再会した事で、また時が動き出したのでしょう。

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笑いどころ満載

映画館で声出して笑っちゃいました。お隣さんも笑っていました。いくつか挙げるとすれば、

レントンとスパッドがジョギングをしてるシーンで、レントンが黙々と走る中、スパッドのかなり辛そうな顔。

レントンとシックボーイがスリをするために入ったお店で歌を歌わされるシーン。シックボーイのまさかのピアノ演奏とそのレベルがひどかった。

レントンとベグビー再会シーン。2人が再会したらもうお終いなので、どうやって出会うのかドキドキしてきたわけですが、めっちゃシュールでした。まさかのトイレ越し。そして2人のあの表情。

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レントンとシックボーイがある連中に樹海で生き埋めにされそうになり、素っ裸でなんとか逃げ出したシーン。

 

ラスト…ドキドキした

ベグビー怖いよ… まぁレントンは前作のラストで仲間を裏切った訳ですから、やられても仕方ないのですが、それにしてもベグビーおじいちゃん脅威。

みんなビビってますよ。シックボーイがめちゃめちゃ優しくて可愛くみえますよ。

 

登場人物が魅力的

T2は4人の魅力が増し増しでしたね。

ベグビーおじいちゃんも、最後家族に言う台詞なんて、本当にあのベグビーなのかって言うほど感動的でした。

シックボーイもなんだかんだレントンのこと好きだし、そして本作のヒロインのベロニカのことも本気で好きだったんだなぁと思いましたよ。

そして良い奴、スパッドは物書きの才能を見出していました。洞察力が優れているんですよね、物語の後半かなり良い味だしてるじゃないですか、そしてもう一度言いますが本当良い奴。

レントンは主人公だけど一番変わっていなかったかな。でもこの人が戻ってきたおかげでみんな楽しそうだったし← 彼らの中で止まっていた時が動き出すきっかけとなった。(止めたのもレントンかもしれないが)

そして前作のヒロインがまさかの弁護士になってましたね。ああ、女って現実的よね…笑

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T2、期待以上でした。

出演者がこれは続編ではないと言ってました。

まさにその通りでした。ただの続編で片付けてはならない。前作と比べる事は出来ない、前作とは異なる、でも前作を見返したくなる、、。何でしょうかこの感情は!笑

作品としての枠を超え、純粋にあの4人達が帰ってきたんです。その歳月の分だけ自分も歳をとったのです。

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映像、音楽も最高、あれをスクリーンで体感できただけでも満足。そして1、見直したくなりました🍀