「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」感想※ネタバレあり
ダンブルドアと、彼の一族が抱えていた秘密とは
あらすじ
魔法動物を愛するシャイでおっちょこちょいな魔法使いニュートが、恩師のアルバス・ダンブルドアや魔法使いの仲間たち、そして人間(マグル)と寄せ集めのチームを結成し、史上最悪の黒い魔法使いグリンデルバルドに立ち向かう。その中で、ダンブルドアと彼の一族に隠された秘密が明らかになる。
感想
★★★★☆
過去作よりも好きかもしれない!
回を重ねるごとに、キャラクター達への愛着が湧いてきたことや、凸凹メンバー達の協力戦が最高でした。
①ジェイコブ最高
本作は、「ジェイコブがメインと言っても過言ではない」と個人的には思っている。
ジェイコブは、一見凡人に見えるけれど、神がかった存在であったことを知らしめたのは本作だったのではないでしょうか。
人にも動物にも、誰にでも分け隔てなく接することができる。誰からも愛されるジェイコブの存在は尊い。そして関心術に長けているクイニーが愛した人であることで、裏表のない人なんでしょう。心の中を覗かれた上でも、好きになれる人って、そうそう居ないでしょうね。
ジェイコブの凄さを、ダンブルドアは広い心と表現していますね。
②凸凹メンバー最高
ニュートとニュートの兄テセウスのコンビ、良かったです。前作ではぎこちない雰囲気もありましたが、本作ではお互い協力し合いながら、作戦を遂行していきます。魔法省の刑務所に捕まってしまうテセウスを助けにくるニュート。2人のマンティコアダンス‥のシーンは、注目。(超危険なシーンですが)
ラリー&ジェイコブのコンビもよかったなぁ。
サントスの暗殺阻止をするために、ユーラリー&ジェイコブが向かったパーティー会場でのシーンは、特にお気に入り。ジェイコブがグリンデルバルトに杖を向けた瞬間に、戦いが勃発。ユーラリーはジェイコブの杖を暴走させたり、サントスの暗殺を阻止したり、敵を次々となぎ倒したり。そしてダンブルドアから授かっていた本(実はホグワーツへのポートキーだった)を開いて、ジェイコブを救い、手と取り合って脱出を図る。
あっっ圧巻、です。
一瞬で敵をかわしながら、作戦を遂行し、ジェイコブも救いあげてポートキーで脱出。ユーラリーの有能さが光るシーンですね。
あのシーンはめちゃめちゃかっこよかった。
別行動をとっていた、ユスフとバンティも要注目ですね。一見凸凹メンバーに見えますが、最後まで見ると、うまくピースがハマっていましたね。
③ダンブルドア最強
本作では、マイナスな意見も多く目にしますが、期待値も高いシリーズなので、まぁよくある事だと思います。個人的見解では、マイナスな意見こそが、本作の醍醐味かなと。ダンブルドアの作戦に、私たち観客も巻き込まれているが故の、先の読めなさと、作り込まれ過ぎていないストーリー展開かと思いました。
そもそも、グリンデルバルドに未来予知の能力があったので、作戦を共有することができなったのがポイント。作戦の全貌をメンバーにあえて教えず、必要最低限の誘導のみ。大半はそれぞれの性格を考慮したり、メンバー自らの行動を信じて上手く進めていたダンブルドアが、とにかく凄い。結果、グリンデルバルドの事を一番知るダンブルドアだったからこそ、勝利を掴むことができた超絶な心理戦。
ダンブルドア最強でした。
キリンが魔法界の指導者として、ダンブルドアを最初に選んだのも、いい描写だと思います。ジェイコブの凄さもしっかり見抜いていましたし。
本作のタイトルでもある、ダンブルドア家の秘密も明かされます。ハリポタシリーズを見ている人は、「うおおお‥。」て、絶対なる。リンクした瞬間テンションが上がる。
私自身もニュート達と同じような感覚で物語を追体験できた気がします。
とにかく次回が楽しみです!!