映画「ソードアート・オンライン-オーディナル・スケール-」※ネタバレあり
テレビアニメ「ソードアート・オンライン」の劇場版。原作は川原礫によるライトノベル。
あらすじ。
テレビアニメ版では、謎の次世代オンラインゲーム「ソードアート・オンライン」の仮想空間に閉じ込められ、ゲーム内での死が現実世界の死に直結するデスゲームが始まってしまう。主人公キリトが、仲間とともにゲームクリアを目指して奮闘する姿を描いた。
今作は、VR(仮想空間)世界へのダイブ機能を排除した代わりに、AR(拡張現実)機能を最大限に広げた最先端ウェアラブル・マルチデバイス「オーグマー」が発売され、「オーディル・スケール」と呼ばれる専用のARMMO RPGによって、オーグマーは瞬く間に世間に広まっていく。アスナたちもプレイしているそのゲームに、キリトも参戦しようとするのだが、オーグマーにはある陰謀が隠されていた。
感想。
★★★
いや〜〜、面白かったねぇ 笑
後半は食い入るように見てました。
アインクラッド編の残酷さを再確認
今作は、ゲームをクリアしないと現実世界に戻れないどころか、ゲーム内の死は現実世界の死に直結する恐ろしいデスゲームでの犠牲者のパパが黒幕です。(初っ端かなりのネタバレ失礼します)しかもそのパパがオーグマーの開発者。
ちなみにSAO犠牲者は4千人もいたらしく恐ろしすぎます。
今作は、その事件の犠牲者の家族や関わった人達(本人も含め)にフォーカスが当たり、あの事件の悲惨さを改めて実感するわけです。
バトルシーンかっこよすぎる
訳あってボス戦をやりまくるので、とにかくバトルシーンが沢山あります。
ボス戦の時にユナが歌う曲なんか、「Fate zero」でも始まるのかと思うぐらいのイントロでテンション上がりました。あの曲が流れながらあのバトルシーンは迫力ありますし映画館で観る価値ありです。梶浦由記さんの音楽はかっこいいです。
後半、アスナのピンチでキリトの目がいっちゃてますがあれも通常営業ですね。キリトはやはり最強でした。あと今作でユイも最強だと思いました 笑
神田沙也加さんの演技・歌声が素晴らしすぎる
神田沙也加さん凄すぎます。
ユナの声優も勿論、あの歌声があ〜〜、圧巻。
SAO時代のユウナも良かったなぁ。悲惨なSAO世界にユウナがいたんだなあと、歌を歌っていたんだなあと思うとうるっときます。最終的には死んでしまうのが分かっているので辛いです。
そしてユウナの事が好きだったエイジはなんか、、可哀想だなぁと思います。ユナのパパに良いように使われてただけですしねぇ。ただのチートでしたしねぇ。
最後に
キリトとアスナの恋模様も勿論健在ですし、物語に大きく関わっています。アスナのSAO時代の記憶がなくなってしまったときに、キリトがこのままの関係でいられなくなるかもと危惧するのですが、
実際、記憶が取り戻せなかったら破局する可能性大だと思いました。お互いが出会い、苦楽を共にし、それを経て信頼し合い結ばれたという記憶が無くなるわけですから。好きになったきっかけが無ければ、今後二人の間に何かがあった時、アスナはキリトとずっと一緒にいたいと思えるか謎です。
この2人については他にも色々突っ込みたいシーンがありましたが長くなりそうなので割愛します 笑
とにもかくにも、 エンドロール後に続編を匂わせる終わり方をしましたね。
次回作も楽しみです!!
映画「博士と彼女のセオリー」※ネタバレあり
ホーキング博士(彼)と彼女の愛の物語
あらすじ
感想
★★★
エディ・レッドメインの演技に圧巻
この作品で、アカデミー主演男優賞受賞しましたね。病に侵されるまでのスティーヴンと、病気になってから、そしてどんどん進行していくにつれての演技の幅に度肝抜かれましたよ。
肉体的にぎこちない体勢を取らないといけなかったし、あの体勢や仕草、表情を撮影中はずっと維持してるわけで、相当身体にガタがきそうだな…とみてて心配になるぐらい凄かったです。
フェリシティ・ジョーンズの強さ
綺麗ですよね。目力ありますし、芯の通った強い女性ははまり役です。
服と髪型とメイクに、表情や雰囲気をプラスして年齢にあったジェーンを演じ分けていたとは思いますが、年の重ね方も全く違和感がなくて凄いですね。
特に服装はどれも可愛かったなぁ。参考になります。
ジェーンの気持ち
愛する人が難病を患っているのを承知で結婚をした。でもその病はどんどん進行、自分1人だけでは支え切れなくなる。
そんな孤独の中で出逢った男性の存在に支えられて、やがて互いに惹かれ合う。
ジェーンの気持ちもわかります。スティーヴンの介助、育児、家事、自らの学業と、彼女の負担は日に日に大きくなり、精神的にも追い詰められていく。
でも個人的には、好きで一緒になった(結婚した)、長年連れ添った相手と最後まで一緒にいたいと想い続けて欲しかったです。
スティーヴンの気持ち
ジョナサン登場で、ジェーンとの距離も近づいていることを感じているスティーヴンはどんな気持ちだったんだろうと。
僕は理解する、反対はしないとジェーンに伝えるシーンはジェーンを思う気持ちに溢れていて。そこでそれを受け入れてジョナサンを迎えるジェーンですが。あそこで別の人に支えてもらう選択肢もあったわけで。なんとも言えないです、はい。
それ以前にALSという難病に侵されているわけですし。自身の身体がどんどん動かなくなる、まともにご飯も食べられなくなる、しまいには話すことも感情を表現することも困難になる…。そんな状況に不安や恐怖、怒りや憤りを感じないわけがありません。確かに病が発覚した時は取り乱していましたが、その後はあまり描写がないんですよ。ALSという病気のこともあり気持ちも伝えることができないというものありますが。
そして大事な人の心も離れていく。
もう考えただけでつらいですわ。
2人の和解のシーン
ここのシーン好きなんすが、どうやらアドリブだったという事実を観賞後知りました。おどろき。小声で「ありがとう」と脚本にはない台詞をいうエディですが、これフェリシティは本当に聞き取れなくて「なんて言ったの??」て聞き返してたって事ですよね。
なんという素晴らしい役者同士の化学反応ですこと…。
ラスト、感動
最後、成長した子供たちをみながらスティーヴンが「見ろよ 我々が創り上げてきたものを」とジェーンに伝えるのです。
この台詞ジーンと来ました。いつの間にか子供たちが成長してる!という時間が経ったことに気づくのもそうなんですが、その前のスティーヴンのメガネをジェーンが自身の服で拭いてくれるところも過去とリンクしてて好きです。
そして現在から2人が出会った瞬間まで時間を巻きもどすシーンは、心が揺さぶられました。泣きました。
ロマンチックな演技が沢山あって、こんなシチュエーション素敵だなぁて思いながら観てました。
天才物理学者の話ではなく、難病を抱えた人の話ではなく、男女の愛の物語でしたね。
「博士と彼女のセオリー」ふたりのセオリーとは…。色んな人の見解を聞きたいものです。
ふと冒頭の、スティーヴンが自転車を漕いでるシーンを今見たら感動しちゃうだろうな、と時間を巻き戻して思いました。
映画 スイス・アーミーマン※ネタバレあり
無人島で出会った死体との交流を描いた奇想天外コメディ
あらすじ
「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフが死体役を演じ、「リトル・ミス・サンシャイン」「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」などで知られるポール・ダノ扮する青年が、死体を使って無人島からの脱出を試みる様を描いた異色のサバイバルコメディ。
遭難して無人島に漂着した青年ハンクは、絶望して命を断とうとしたとき、波打ち際に男の死体が打ち上げられているのを発見し、奇妙な関係性を築いていくというなかなか狂気なストーリー。主人公は死体の超人的な使い道に気づき、島からの脱出を図ります。死体からはガスが出ており、浮力があることに気付いたハンクは意を決し、死体にまたがり無人島脱出を試みるが……。
感想
★★★
発想が凄い、面白かった!
まず、あらすじ読んでも、なんのこっちゃって感じですし、死体との交流ってなに?みたいな。それを解き明かすとすべてのネタバレになってしまうのですが、設定がとにかく面白かったです。
死体なのに喋る!!
主人公ハンクは、無人島で命を絶とうとした時に、波に打ちひしがれてる死体のメニーと出会います。しかしこの死体凄いんです。
体内にたまった腐敗ガスの影響で、おならをしまくるんです。「死体がこんなにおならしてるよ!!」て 笑
で、そのおならのガスを原動力にして、ジェットスキーのようにして無人島を脱出するんですよ。 映画のポスターは本編でも使われていたとは。しかもこのシーンでタイトルバックが出る演出なのですが、ここで心掴まれました。(馬鹿げてるけどなんだこのワクワク感は!これから何が始まるんだ!)
このあとも、メニーは喋るし、水を身体に溜めてシャワー代わりになったり、髭剃りの機能も果たしたり…多機能な死体なんです。
ハンクにとってメニーの存在とは
主人公のハンクと死体のメニーとの交流が軸に描かれていますが、メニーは会話の最中に下ネタを連発します。デリカシーがない、恥ずかしい、とハンクはメニーに対して抱きますが、メニーと行動を共にするうちに徐々に変化が生まれます。
ハンクは、現実社会で生きにくさを感じていた。自身のコンプレックスから、自分の居場所を、存在意義を見いだせないハンクにとって、常識にもモラルにも囚われないメニーの存在をがハンスに生きやすさをもたらすのです。最高の相棒を得たことによって、人生の楽しさを教えてくれたのです。
ラスト、感慨深い
このファンタジーに潜む現実をどうやって締めくくるのか。ラストどうなるのかと思っていましたが、かなり良いラストでした!
二人は文明社会に戻ることができます。
でもファンタジーの魔法は現実によって解けてしまうのです。メニーは本当の死体となり、動かなくなり喋らなくなります。
メニーとの交流で常識やモラル、世間の目から解き放たれたハンクですが、また現実を突きつけられるのです。あんなに戻りたかった文明社会だったのに、ハンスはそれを受け入れることができず、また2人の世界に戻ろうとするのです。もう今までの彼とは違います。そして最後メニーとの別れのシーンは……ジーンときますがクスッと笑っちゃいました。メニーらしい、良いラスト。スイスアーミーマンの世界観は崩れることなく、ほっこりする作品でした。
ダニエルラドクリフ×ポールダノのコンビ最高でした。
追記
私が川沿いを知り合いと散歩した時のこと。人通りが少なく、静かで、自然があって、開放感がありました。その時間はリラックスしていて、人目を気にせずバカやったり、自分の素が出ていました。
目的地に近づいて、駅が近づいてきて、人が多くなって、賑わい、都会になった時、急に我にかえった感覚になりました。仮面を被る、よそよそしくなった感じになるという気分でしょうか。「現実世界に戻ってしまった…」「これが個性を失うという事か…」と呟いたと同時に、スイス・アーミーマンを思い出した私であった。
映画 ドリーム ※ネタバレあり
夢を諦めない女性たちの、勇気と感動の実話
あらすじ
1962年に米国人として初めて地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士ジョン・グレンの功績を影で支えた、NASAの3人の黒人系女性スタッフ、キャサリン・ジョンソン、ドロシー・ボーン、メアリー・ジャクソンの知られざる物語を描いたドラマ。ソ連とアメリカの宇宙開発競争が繰り広げられていた61年、米バージニア州ハンプトンにあるNASAのラングレー研究所に、ロケットの打ち上げに必要不可欠な計算を行う黒人女性グループがいた。なかでも天才的な数学の才能をもつキャサリンは、宇宙特別研究本部の計算係に抜てきされるが、白人男性ばかりのオフィス環境は、キャサリンにとって決して心地よいものではなかった。一方、ドロシーとメアリーもそれぞれ、黒人であるというだけで理不尽な境遇に立たされるが、それでも3人はひたむきに夢を追い続け、やがてNASAの歴史的な偉業に携わることとなる。
感想
★★★★
この実話に勇気をもらいました。
様々な困難が立ちはだかろうとも仲間と共に夢を諦めない姿。主人公達の勇気ある行動に胸を打たれました。
主人公達の試練
当時、依然として白人と有色人種の分離政策が行われていた時代で、白人と非白人で分けられた様々な弊害が彼女達を苦しめます。
もちろんトイレもその一つ。
特に印象的なのが、主人公キャサリンが、職場でトイレをするために、往復1.6キロ、40分かけて行くシーン。近くにあるトイレは白人用しかなく、非白人用のトイレは遠くにあるため、時には大雨に見舞われながらもキャサリンは全力疾走します。
この状況どうにかしてほしい!!
職場のコーヒーも白人用と非白人用に分けられる始末。しかも非白人用のポットには一ミリもお湯は入っておらず…。
こんないじめだ!て気持ち悪くなるほどの憤りを感じても、当時は国がそれを認めていた。そういう時代。今じゃ考えられないが、そういう教育を受けてそれを受け入れることが当たり前だった。
それでもひたむきに生きるキャサリン達をずっと応援していました。
人種差別なんかしてるから有能な人たちの才能を見出せず、ソ連に先越されたんだぞ!とか鑑賞しながら内心怒り心頭してました。
主演3人がNASAでそれぞれの地位を確立していく姿
キャサリン・ジョンソンの場合まずキャサリンは、直属の上司に恵まれていましまね。その間に入ってる野郎が中々頭固くてイライラしましたが、その上司はキャサリンの才能をかってくれたし、トイレ問題やコーヒー問題を解決してくれましたね。
計算係の枠を超えて、キャサリンはNASAに貢献していくのですが、宇宙特別研究本部での仕事も新たな計算機械、IBM登場により元の部署に戻ることになります。
ドロシー・ボーンの場合ドロシーは管理職の道を進もうとしていましたが、上司に問いただしても、気にも止めてくれませんでした。やがてIBMが導入されることになり、彼女達の仕事がなくなるピンチにもドロシーはチャンスに変えてやってのけます。時代の変化を察知して先を見通す、新しいしことを勉強するドロシーのひたむきさ、また自分だけではなく仲間達の事も考えながら行動する彼女の素晴らしいところでした。
メアリー・ジャクソンの場合メアリーははエンジニアを志しているが、黒人である自分には叶わぬ夢だと半ば諦めていた。上司の勧めでエンジニアを目指すことを決意しますが、それに必要な資格が白人しか通えない高校でしか取れないという事実を知る。
普通なら諦めてしまいます。法がそう定めているなら絶対無理だと。しかし彼女は法律を変えるために立ち向かうのです。「前例がないなら私が作る」と。
強すぎる!不可能な事って自らが決めてしまうことが多くて自分自身で可能性を狭めてしまっているんだと本当思います。社会や時代の所為にしがちですが、彼女達を見ていると本当に恥ずかしくなる。もっと頑張ろうと勇気をもらいました。
人種は関係ない、機械には負けない
ラスト、ロケット発射前に宇宙飛行士のから、キャサリンが計算して間違ってなければ飛ぶという発言により急遽キャサリンが計算をする。そして、は言うのです。機械より人間の方が安心できると。
いいセリフです。
彼にとってキャサリンは、有能で信頼できる人物なのです。人種や機械の壁を超えるキャサリンの技術の賜物です。
久々にど直球の良いヒューマン映画を観ました。邦題の「ドリーム」私は好きです。彼女達の夢そのものが映画に反映されていたから。
映画 ダンケルク※ネタバレあり
クリストファー・ノーラン監督、初の実話に挑んだ、兵士たちの決死の戦い描いた作品。
あらすじ
1940年、連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によってドーバー海峡に面したフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められる。ドイツ軍の猛攻にさらされる中、トミー(フィオン・ホワイトヘッド)ら若い兵士たちは生き延びようとさまざまな策を講じる。一方のイギリスでは民間船も動員した救出作戦が始動し、民間船の船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)は息子らと一緒にダンケルクへ向かうことを決意。さらにイギリス空軍パイロットのファリア(トム・ハーディ)が、数的に不利ながらも出撃する。
感想
★★★
ノーラン監督、お見事です!!
あっという間に終わってしまいました。
映画だけどまるでドキュメントを観ているよう
起承転結はありませんよ。初っ端から危機迫る展開、いや、ずっと危機迫る展開。で、あっという間に一気にクライマックスへ突入してまるでアトラクションに乗っていたかのような体験。
ノーラン式、時間軸健在
ダンケルクに取り残された兵士たちを助けるという一つの目的を軸に、3つのストーリーが同時進行で進みます。次から次へと迫る生死との瀬戸際にハラハラドキドキしながら、3つのストーリーの時間軸が重なるラストはもう素晴らしい!!の一言。さすがノーラン監督でした。
ストーリーを特に深掘りする感想はありません。
ただただ、必死に生き抜こうとする人たち、必死に助けようとする人たちが織りなす最高のエンターテイメントでした。
敢えて掘るとしたら、素晴らしくイケメンな英国俳優さん達が沢山出演しているということと、印象に残る音楽(BGM)達ですかね。
本作の主人公、トミー役のフィオン・ホワイトヘッドをはじめ、、若い俳優さんたちがとてもフレッシュ。最高英国俳優さん。
何と言ってもトムハーディ。
もう只々かっこよかった。はぁ…いけめん。
トムハでこの役はずるいですね。鑑賞後、一言目に「トムハかっこよかった」と言っていた男性の方に完全同意でした。
ノーラン監督常連ですね。
そしてもう一方、ノーラン監督常連のキリアンマーフィ。
安定の、クセの強さですわ。このダンケルクでさえ。さすがです。その存在感はどんな作品にも映えます。
「映画を観たより映画を体感した」ダンケルクでした。
映画「ベイビードライバー」※ネタバレあり
アクションエンタテインメント
あらすじ
天才的なドラインビングテクニックで犯罪者の逃走を手助けする「逃がし屋」をしているベイビー。子どもの頃の事故の後遺症で耳鳴りに悩まされているが、音楽によって外界から遮断さえることで耳鳴りが消え、驚くべき運転能力を発揮することができる。そのため、こだわりのプレイリストが揃ったiPodが仕事の必需品だった。ある日、運命の女性デボラと出会ったベイビーは、逃がし屋から足を洗うことを決めるが、ベイビーの才能を惜しむ犯罪組織のボスに脅され、無謀な強盗に手を貸すことになる。
感想
★★★
かかかっこいい!!!なんじゃこの最高にお洒落でイケてるムービーは。
なんで劇場数少ないんでしょうか…この映画を沢山の人に観て欲しい。
「カーチェイス×音楽」の新ジャンル映画
主人公のiPodから流れる音楽に乗せて繰り広げられるカーチェイスやアクションシーン凄まじかったです。また日常パートも音楽に合わせてテンポよく進むので観てて飽きません。
かっこいいミュージックビデオを観ているかのようでした。
キャラクターはみんな個性豊か(ヤバい奴らでした)
本作の主人公、通称ベイビー。
音楽好きで心優しい寡黙な青年。そしてドライビングテクニックが天才的。あらカッコいいじゃないですか。
訳あって犯罪者の手助けをしていることが彼を苦しめます。まぁ後半ベイビーは取り返しのつかないことをしでかしまくりますが。愛の力ってやつですかね…。(ちなみに今回は一番ヤバいやつ認定。)
本作のヒロイン、デボラ可愛いです。キュートです。でも意外と度胸あります。これも愛の力か…。
最後まで性格が読めなかったボス
本当読めないのよ、ラストの彼の行動。そして彼の甥っ子も可愛い顔して中々のヤバい性格してましたね。
典型的なヤバいやつ
こいつはヤバいやつだけど今回は何も悪くない。
最終的にやばかった奴
こいつも悪くない。可哀想よ、ジョン・ハムさん。もう覚えたよ、ジョン・ハムめちゃくちゃ良かったよ!!!
全てはベイビーのせい。
お洒落×格好良すぎるアクション
前半は「オシャレなティーン映画」という感じで、主人公の天才的なドライビングさばきを堪能し、また恋愛パートではヒロインとの距離が縮まったり、青春してます。
しかし、後半怒涛の「キングスマン!!」ヤバい奴らが銃をぶっ放して、主人公も暴走し、後戻りは出来ない展開に 笑
そして何と言ってもカーチェイスの戦闘シーンは見応えありましたね。もう次々とヤバいことが起こるから一瞬たりとも見逃せませんよ。
「こんな映画だったのね!最高じゃないか〜!!!!」
映画「ジュマンジ」※ネタバレあり
あらすじ
ボードに浮かび上がった指示通りの事が現実となってしまう呪われたゲーム“ジュマンジ”をめぐるパニック・ファンタジー。100年前に封印された奇妙なボードゲームを手に入れた少年アランは友だちのサリーとゲームを始める。だが、ボードのメッセージ通りの事が起きた上、アランはどこかに消えてしまった。それから26年後、売りに出されていた屋敷に移り住んできた幼い姉弟ジョディとピーターは屋根裏部屋でそのゲーム“ジュマンジ”を発見する…。
感想
★★★
アメリカのファミリー映画×ロビンウィリアムズ間違いないです。
ハラハラドキドキ、笑えて最後はほっこりする
ホームアローンやミクロキッズ、グーニーズのような子どもが活躍するファミリー映画と雰囲気が似てるなと思いました。
何と言ってもロビンウィリアムズ
ロビンウィリアムズは大人になったアランを演じています。幼少期にたまたま見つけたジュマンジというボードゲームを始めた事により、彼は26年間ジュマンジのゲームの世界に閉じ込められてしまいます。それから26年後、たまたまジュマンジのゲームを再開させてしまった幼い姉弟ジョディとピーターによって、アランは現実世界に戻って来れたのですが、その初当時シーン、笑っちゃいました。
かなり野蛮人のビジュアルで登場します。
26年もの間ジャングル(ジュマンジの世界)にいたので野生動物並みの運動神経です。
ジュマンジといえばこのシーン。
このシーンは有名だったので鑑賞前から知っていました。そしてこのあとロビンウィリアムズの顔の上に普通にジュマンジを乗せる。
!!!!!笑
サイコロを振ると起こる数々の試練
ジュマンジのゲームは、凶暴な虫や植物、動物、ジャングル時代からアランを付け狙っていた「バン・ベルト」が姿を現したり、ワニを引き連れたモンスーンまで起こる始末。そして街中に放たれた奴らで街は大混乱。次から次へと起こるとんでもない展開にハラハラしながらもクスッと笑えたり、当時のCGでも迫力満点で見応えありです。
ジュマンジによって訪れた幸福(親子関係の修復)
様々な試練を乗り越えて4人はゲームをクリアします。ジュマンジのゲームが終了したことにより、アランとサリーは26年前に戻ることができました。そしてすれ違っていたアランと父親が和解。面白かったのが、アランの父親役とアランがジャングル時代から追い狙うヴァンペルト役が同じ役者さんであったということ。ジュマンジでの戦いでアランが父を乗り越えていく演出がまた面白い。
ジュマンジによって訪れた幸福(ジョディとピーター)
ジョディとピーターは両親をスキー旅行の交通事故で亡くしていますが、アランとサリーが26年前に戻ることが出来たお陰で、(この時点でもちろんジョディとピーターは生まれていません)それから26年後、2人と両親が生きている時代に再会をし、両親がスキーに行くのを止めて未来を変えることができました。
両親「2人でスキーに行くんですよ」
アラン・サリー「NO!!!!!!!!!」
止め方全力。
ちなみに本作のキャッチコピーは「死にたくなかったら、ゲームを続けるしかない。」とホラー映画かってぐらい恐ろしいですが、怖くはありません。勿論リアルに起こったらホラーです。
大人も楽しめるTHEアメリカのホームコメディ映画でした。
来年続編?やりますね。