映画「カーズ」※ネタバレあり
映画館で観たかったカーズ。
内容
主人公のマックィーンは赤色のレースカー。実力はあるが自信過剰で自分勝手な性格。カルフォルニアで行われる決勝レースのため、トレーラーでカリフォルニアへ向かう道中でトラブルに遭い、マックィーンはハイウェイに振り落とされてしまう。
置き去りにされたマックィーンは、ルート66沿いの寂れた田舎町「ラジエーター・スプリングス」に迷い込んでしまうが、そこで可笑しくも心優しい住人達と出会い、マックィーンの心は次第に変化し大事なものに気付き始めます。
感想
★★★
マックィーンとサリーが一緒にドライブする(走る)シーンがお気に入り。そのときに流れる音楽もよかったです。(OPもかっこ良くて好きです)
雄大な渓谷の映像も素晴らしいし、ラジエータースプリングスがゴースタウン化してしまった経緯を知る場面でもあるので、とても大切なシーン。ネタバレすると、それは10分時間を短縮するために40年前に作られた高速のせいでルート66を通る利用者が減ったためである。
またその時にサリーがマックィーンに言う台詞が好きです。
サリー『(昔の)車の旅は今とは全然違ってた。(高速のように)道は地形を切り裂くのではなくて、(昔は)地形に沿って道は作られていた。登ったり、下ったり、曲がったり。車は楽しみにいくために走っていたのではなくて、楽しみながら走っていた』
道中に楽しみがあるという事ですよね。
散歩の醍醐味に触れたような素敵な台詞です。
ルート66とは
そもそもルート66は実際に存在する国道66号線、アメリカのマザーロードとして有名です。アメリカかぶれとしては憧れますねぇ。この道。
見応えあるレースシーン
見ててワクワクしました!決勝レースの時のマックィーンかっこよかったです。愛溢れてましたね。
ただグリーンレースカーはちょっと可哀想でした 笑 確かに性格悪いですが、レースは競争社会なのであれも実力なんだけどね。まぁさすがディズニー映画という感じ。
街並み全てが素敵でした。
本場に行ってみたいと思わせてくれる映画でした🍀
映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」※ネタバレあり
料理を愛する主人公の人生再出発物語。
あらすじ
一流レストランの料理人カール・キャスパーはオーナーと衝突。創造性に欠ける料理を作ることを拒み、店を辞めてしまう。マイアミに行ったカールは、とてもおいしいキューバサンドイッチと出会い、元妻や友人、息子らとフードトラックでサンドイッチの移動販売を始めることにする。
感想
★★★
料理意欲が湧く〜。
美味しいものを食べたくなる〜。
食が好きなら観ましょう
テンポよく料理シーンが終始登場します。料理を作る過程は見てるだけでわくわくします。
カリカリに焼けたベーコンは芸術ですよね。
余談ですが、料理屋に行くとき、料理が出来る過程を見たいがためにカウンターを選びます。あれも一つの作品見てるようで楽しいですよ。
ツイッターをはじめたカールが面白い
料理評論家がツイッターにカールの料理を酷評します。それまでツイッターの存在すら知らなかったカールですが、その評論家に返信をするために仕組みもわからないツイッターをはじめます。相手だけに送ったつもりでしたが、互いのフォロアー全員に公開する形でツイートしてしまいます。
そしてトレンド入りの大炎上。笑
カールの仕事の後輩はその状況を労わりながらもなんだかんだ楽しんでますし、とにかく可笑しくて笑っちゃうシーンです。
そのあともツイッターちょいちょい活躍するので、そこも見どころです。
ヨハンソンが可愛い
自立したかっこいい女性を演じることが多いスカーレット・ヨハンソンですが、本作は前髪もパッツンで黒髪で可愛らしいったらなんの。
キャラクター皆んなちょいちょい面白い
これはヒューマンコメディなんでしょうね。アメリカのコテコテなコメディではないんですが、シュールな笑いが散りばめられています。まず主人公のカールは実力はあるのですが、実直で真面目で、要はいじられキャラなんですかね。
元妻もカールの元仕事仲間もイカしてます。
特にカールのことをボスと呼ぶマーティンは調子いいんですよね。笑
カールの料理に対する情熱
とにかく主人公のカールは仕事人としても父としても男としてもよく出来た人間ではありません。でも料理は上手い。料理への情熱は凄い。
食べる人に最高の料理を提供したいカールの想い。料理を提供する同じ人間として、カールは尊敬します。
パパと息子の物語
もう一つこの作品の軸にあるのは家族再生物語です。カールは離婚をしていますが、一人息子がいます。その息子はカールのことが大好きなんですよね。仕事人間のカールは中々息子との遊ぶ時間を作ろうとはしませんでしたが、フードトラックを始めた事で、息子と接していくうちに家族の大切さを再確認していくのです。
そして元妻ともなんだかんだ良い仲になってましたね。
フードトラックで働くシーンは本当に楽しそうで、この空間いいなぁと観てて羨ましくなりました。
パニーニ(本作はキューバサンドイッチ)片手に鑑賞しましょう。
シェフ鑑賞後は、美味しいものを食べに外へ繰り出しましょう🍀
映画「きっと、うまくいく」※ネタバレあり
インド映画です。ヒューマンコメディです。
インド映画といえば、笑って泣いて歌ってのエンターテイメント性が強いイメージですが、勿論今作もその要素はてんこ盛りです。
タイトル好きです。「きっと、うまくいく」
何とかなる、きっと大丈夫と同じくらい好きな言葉です。原題は「3 Idiots」。意味は3バカ。
ん〜、邦題の方が良いかも。笑
あらすじ
ランチョー、ファルハーン、ラージューの3人は名門工学大学で出会い、ルームメイトでのちに親友となる。特にやランチョーは天才肌でありながら、現代の教育社会に不信感をいだき学長にも物申す型破りな性格ながらも、その魅力的な存在に色んな人達の心を動かします。そんな彼の口癖が「うまーくいく」
しかし大学卒業後ランチョーは突如行方不明になるのです。何故行方不明に、、。
そして卒業から10年後、消息を掴んだ同窓のチャトルがファルハーン、ラージューを呼び出し、ランチョーを探しに行きます。そこにランチョーと名乗る男がいたが、みんなの知ってるランチョーではなかったのです。
感想
★★★★
171分とかなり長編ですが、
かなり面白かったです。
とにかくランチョーが魅力的
ランチョーは現代の若者の代弁者、ヒーローそのものです。
3人の友情もよかったです。バカ騒ぎするシーンは笑えるし。ランチョーに2人も影響されていくのですが、勿論ランチョーのような天才では無いので劣等感も感じます。(ファルハーンとラージューは器用ではありません、お家も貧乏である。性格だけは良い。)
ランチョーは只者ではなかったし。結果もともとの次元が違った。
インドの社会問題にもフォーカスを当てる
現在のインドの抱える社会的問題(若者の自殺、貧困、カースト制度)をさっと盛り込み、現在の教育社会に疑問を抱いている理想主義のランチョーがズバッと軽快に物申していくわけです。スカッとしますね。でもそれに異議を唱える人たちがいて、(主に学長です、ああいう大人は見ててイライラします)邪魔をしますし、そのせいで登場人物二人も自殺に追い込まれます。
テンポが良いので、笑っている間にそういう深刻なシーンもいきなり出てきては、ハッとします。
3人の友情の素晴らしさ
でも辛い事があっても友情や愛情パワーで乗り越えるんですよね。ラージューとファルハーンもランジョーのお陰で自分に正直に生きるようになります。
ラスト最高 笑
元気をもらえる素敵な映画でした🍀
映画「ムーンライト」※ネタバレあり
少年期、青年期、成人期の3つのプロットから織りなすシャロンの物語。
あらすじ
マイアミの貧困地域で暮らす内気な少年シャロンは、学校では「リトル」と呼ばれていじめられ、家庭では麻薬常習者の母親ポーラから育児放棄されていた。そんなシャロンに優しく接してくれるのは、近所に住む麻薬ディーラーのフアン夫妻と、唯一の男友達であるケヴィンだけ。やがてシャロンは、ケヴィンに対して友情以上の思いを抱くようになるが、自分が暮らすコミュニティではこの感情が決して受け入れてもらえないことに気づき、誰にも思いを打ち明けられずにいた。そんな中、ある事件が起こり……。
感想
★★★
シャロンの成長物語
家庭環境が酷く、学校でもいじめられているシャロンですが、その純粋でひたむきな彼に引き寄せられるように、素敵な人たちとの出逢いもあります。
しかし取り巻く悪には逆らえず、辛い日々を過ごすシャロンは見ていて苦しいです。
マイノリティな人間が生きにくい世の中を鮮明に描いた作品だなと思いました。
アイデンティティの大切さ
シャロンは自分の置かれている立場に抗うことなく、どんなに辛い状況下でも自分のアイデンティティは守っていたように見えます。
しかし成人期になると、誰かわからないほどシャロンは外見も中身も変わっていました。
取り繕うことで自分自身を守っていたのでしょう。
そして母親やケヴィンとの再会により、徐々に本来のシャロンを取り戻し始めるのです。
フアンが幼少期のシャロンに伝えた、
「自分の人生は自分で決めろ。他人に決して決めさせるな」と「月の光で黒い肌が青色に見える」いう台詞がジーンときますね。
そんな彼の生き方が素敵で応援したくなりました。
シャロンとケヴィンの恋模様
二人は幼少期からの友達でありながらも惹かれあっていました。
成人期で二人が再会するシーンでは、見てるこっちがドギマギすると言うか、お互い好きだけれど、一線を越えていいのか、このまま友達のままの方がいいのか探り探りな感じが伝わってきました。割とケヴィンの方がわかりやすいですよね 笑 シャロンはわかりにくくて、ラストに言う台詞までどうしたいのかが見えなかった。でもその台詞を聞いたケヴィンはシャロンを気持ちを理解し、二人はあの日結ばれました。
海のシーン
大事なシーンでは必ず海が登場しました。
フアンに泳ぎを教えてもらうシーンや、夜の浜辺でのシーン。
親友だったケヴィンとお互いのこころに初めて触れたシーン。
久々に再会したケヴィンの家も海辺の近くでしたね。
全編通してブルーの色彩が多い本作で、とても幻想的。
特にラスト、幼少期のシャロンが海辺にいるシーンは印象的でした。
心が清められる。切なさもあるけれど、シャロンの生き様に勇気をもらえた作品でした。
映画「La La Land/ララランド」※ネタバレあり
夢を追う2人の美しくも切ない恋。
あらすじ
夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセブ。いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる……。
感想
★★★
音楽の素晴らしさと映像美にうっとり
まずオープニング、大渋滞のハイウェイでのミュージカルシーンで、一気にララランドの世界に引き込まれました。
お見事でした。掴みがお上手で… 笑
ミュージカル映画が苦手な人でも歌が好きなら抵抗なくいけるのではないでしょうか。基本、セリフと歌は切り離されている印象を受けました。それがミュージカル映画というより、ある種のショーを見ているかのよう。
あと色彩美が素晴らしく、そこに歌とダンスが織り交ざる。もうわくわくが止まりませんでした。
あとミアの服がめちゃくちゃ可愛い。(主に夏)
夢と現実のコントラスト
ストーリーはとてもリアリティがあり、ミュージカルシーンは夢に溢れていました。
セブとミアの出逢いと恋に落ちるまでのシーンは夢物語ぽいですが、そのあとがまぁリアルな男女の恋模様です。
どちらの気持ちもわかる〜て感じでした。セブはミアの為に夢を諦めましたが、ミアからすればそんな事望んでない、とすれ違います。その時のミアは夢を追い、セブは現実を見はじめていたので、2人のタイミングが合わなかっただけ。そして2人はお互いを大切に想いながらも、夢と現実の狭間で揺れ、衝突してしまった。見ててつらかったです。
2人が別れて5年後、ミアが夢を叶え、セブとまた再開するシーンも悲しかった。結局ミアはセブとは結ばれず、違う男性と結婚し子どもも居ました。
セブもまた、夢であったお店を開店させていました。
2人は再会し、セブのピアノ演奏がはじまると、ミュージカルシーンになります。
幻想的で素敵なシーンだけれども、どれも現実には叶うことはなかったミアの夢物語。
その中ではミアとセブは結ばれる…。でもあの妄想だとセブの夢は叶えられていませんよね、それもまたリアルでした。
歌や踊りが好きな人はもちろん、夢追い人にも是非見てもらいたい作品です🍀
池袋(SING コラボカフェ)
池袋パルコ(本館)で期間限定でやっている映画SINGのコラボカフェです。
まずランチョンマットがもらえます。
お店を予約、オリジナルドリンクを頼む、または映画SINGの半券を見せるとコースターもらえます。
優しくみんなを包み込む歌声、ミーナのあったかココア¥730
器が大きくて中々のボリュームです。
あったかと言うよりは若干ぬるめでしたが 笑
さぁ劇場へおいでよ!ムーンの特製サンドイッチ¥1,380
中々のボリュームです。ポテトカリカリで美味しかった。
ロジータの家族の絆アップルパイ ¥1,280
ロジータ推しなので頼みました。
生地サクサク香ばしい、中のリンゴとカスタードが甘くて美味しかったです。
何より「ロジータが沢山作りそうだな、パイ。」て感じで頂けたのが嬉しかったです 笑
店内にキャラクターのポスターや、SINGの映像、音楽が流れていてSING好きには癒されました🍀
映画「SING ②」ロジータ考察※ネタバレあり
SINGのロジータについての考察です。ロジータは個人的に1番好きなキャラクターです。
表情が豊かで、キュートで母性溢れる所がとっても好きになりました!
ロジータさんとは??
ロジータは、 家事と25匹の子ブタたちの世話に追われる専業主婦。歌への熱い思いを胸に抱き、母親でも妻でもない“自分”を取り戻したいと思っている。(らしい)
夫も仕事の忙しさからかロジータの話をあまり聞いてくれてないような。
顔死んでます。
そんな矢先に、歌のコンテストの存在を知り、ロジータも参加するのです。
歌うことが好きなロジータさん
コンテストでFireworkを歌うシーンがまた良くて。凄く緊張してるけど歌うことへの楽しさが表情に現れています。
あとロジータはSINGのキャラの中でもかなりフィーチャーされてると感じました。
吹き替えの関係でグンターやアッシュが宣伝ではよく使われていましたが、映画を観ればわかります。ロジータさん、めっちゃ出てますよ!笑
吹き替えの真綾さんの声も素敵です。
ロジータさんの苦手分野
さて、ロジータは歌は好きですが踊りが得意ではありませんでした。しかし、ダンスセンスのあるグンターとコンビを組むことになり、踊らなくてはいけなくなります。
練習するものの、中々上達せず、リハーサルでは開始早々ずっこけてしまいます。
そこで自信を無くしたロジータは、「私には出来ない。専業主婦に戻るわ」といい、コンビは解散してしまいます。
ロジータさんの素敵なシーン
しかしその後、心身ともに疲れ切っているロジータが閉店間際のスーパーで買い物をしているシーンがあります。
たまたまスーパーのBGMで流れていたbamboleoを聞いたロジータがいきなり音楽に合わせて華麗に踊りだします。
さっきまで全く踊れなかったのに突然踊れるようになるもんだがら、観てるほうはびっくりすると思います。(一瞬映画特有の演出かと思いました 笑)
ただ、よく考えると理にかなっています。
グンターが踊れないと悩むロジータに言ったセリフを思い出してください。
「ダンスは頭で考えるんじゃない。音楽に身を任せるのさ」と。
今までのロジータは、リズムとステップを必死に頭に叩き込もうとしていました。
そしてこの時のロジータは、疲れ切っていて多分頭も回っていなかったのでしょう。何となく耳に入ったBGMを聞き、頭で考えることなく音楽に身を任せた。だから自然と踊ることが出来たのです。
素敵なシーンです。
ロジータさん復活
そんなこんなで踊れるようになったので、コンビ復活。劇場崩壊もありましたが無事立て直し、ショーが開催されます。
トップバッターです。
グンター&ロジータのShake It Off 最高でした。
途中から衣装チェンジしてこれまた奇抜ですが、ロジータなら許します。
ダンスもキレッキレです。
そして終了後、ロジータのパフォーマンスを見た子どもたちは大興奮。
パパもロジータに惚れ直した模様。
めでたしめでたしです。
ロジータさんの意外な特技
あと、ロジータは機械系も得意なのか、お家で家事代行マシーンを作ったり、劇場を立て直す時も設計図を作ってみんなに指示を出したり、中々の凄腕特技があります。
ダンスも機械的に頭に叩き込もうとしていたり、意外とロジータは理系少女だったのでは…と想像してみたり。
とにかくSING続編決まってるみたいなので今から楽しみで仕方ありません。ロジータも出て欲しい!!
以上ロジータ考察でした。