映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」※ネタバレあり
シリーズ第5弾。孤高の海賊ジャック・スパロウの次なる敵は、海の死神。
あらすじ
ジャック・スパロウに恨みを持つ「海の死神」サラザールが、魔の三角海域から解き放たれた。サラザールの復讐を阻止するには、「最後の海賊」だけが見つけ出せるという秘宝「ポセイドンの槍」を手に入れなければならない。一方、10年に1度しか陸に上がれない呪いをかけられたウィルの息子ヘンリーは、ポセイドンの槍を手に入れて父の呪いを解こうとジャックに近づく。
ジャックへの復讐に燃える「海の死神」サラザールの因縁の対決を軸に、かつてジャックと冒険したウィル・ターナーとその息子ヘンリー、孤独な天文学者カリーナ、ジャックの宿敵バルボッサらの運命が交錯する。
感想
★★★
これぞ娯楽映画。コメディ要素強かったけれど、ストーリーの簡素化が気になったけど、でも大スクリーンでジャック・スパロウの冒険が観れたらそれでいいよね。
盛りだくさんな本作
シリーズ5弾まで来ると、今まで登場した人物やその所縁のあるキャラクターが沢山登場しますね。シリーズを観てる人間としては嬉しいですが、その分キャラクター1人ひとりの描写が少なかった気もします。題材が良いので、もっと丁寧に描いてもよかったかなと。(でもそしたら時間的に3時間は超えちゃいますね)
しかしこれ続編ありそうなので、本作が導入だとしたら全然ありです!
本作の敵、サラザール
今回の敵は呪いで死神となり、海賊狩りをしています。見た目も怖いですが、やはり過去の作品と比べてしまうと、インパクトはあまり…ない 笑 魅力的なキャラクターが多過ぎるせいやぁ〜。
サラザールが死神になってしまった過去のジャックとの因縁の出来事も意外とあっさりしてます。むしろ若き日のジャックの方がインパクトありすぎて(めちゃくちゃかっこいい)、これスピンオフいける!!!とか思いました。
親と子の物語
ウィルの息子と、かなりのネタバレになりますがバルボッサの娘が登場します。びっくり 笑
あの小さかったウィルの息子がこんなに成長したのか…とか、カリーナが自分の娘であると悟った時のバルボッサの今まで見たことのない表情とか、驚きでした。
バルボッサはシリーズ全作に登場し、ジャックの宿敵であると同時に腐れ縁のような間柄なので、ラストで娘を守るために、自身を犠牲にしてサラザールと海の底に堕ちるシーンは感慨深かったです。(ただ今回は有終の美を飾ったのでまた生き返ることはないと思いたい)
本作は、コメディ要素が強すぎるとか、ファンタジー要素に違和感とか、ジャックの見せ場があまりないとか、ストーリーが簡素すぎるとか色々言われていて、まぁそうかもしれませんが← 良いじゃないですか!あのパイレーツの音楽が流れて、ジャック・スパロウの冒険が観れて、ラストあんな形で終われば私は胸いっぱいですよ。これぞ子どもも楽しめるディズニー映画ですよ。次作が楽しみです。