映画「モリーズゲーム」※ネタバレあり
アスリートから高額ポーカーの経営者へ。スキャンダルが感動に変わった驚愕の実話。
あらすじ
トップアスリートからポーカールームの経営者へと転身した実在の女性モリー・ブルームの栄光と転落を描いたドラマ。モーグルの選手として五輪出場も有望視されていたモリーは試合中の怪我でアスリートの道を断念する。ロースクールへ進学することを考えていた彼女は、その前に1年間の休暇をとろうとロサンゼルスにやってくるが、ウェイトレスのバイトで知り合った人々のつながりから、ハリウッドスターや大企業の経営者が法外な掛け金でポーカーに興じるアンダーグラウンドなポーカーゲームの運営アシスタントをすることになる。その才覚で26歳にして自分のゲームルームを開設するモリーだったが、10年後、FBIに逮捕されてしまう。モリーを担当する弁護士は、打ち合わせを重ねるうちに彼女の意外な素顔を知るのだがーー。
感想
★★★★☆
主人公モリー・ブルーム演じるジェシカ・チャステインがとにかくしゃべりっぱなしでしたね。その早さの中に、これでもかと入れるセリフ。そして圧倒されていると、ふと出てくる、グッとくるセリフ。140分とは感じさせないほどのテンポ間ですが、私は好きでした。(海外ドラマ特有の絶妙な早いテンポ間が好きな人は特に必見。)
モリーから学ぶ、家族の在り方とは
モリーの父親は厳格で、その父親との関係が無意識に彼女の人生に大きな影響を与えています。どんなにどん底を味わっても這い上がる。男達に負けない、勝つにはどうしたらいいか常に考え、迷ったり悩んだりしてた時間はほぼ見受けられませんでしたね。
クライマックスで、「3年分の診療を3分でる」父と娘の会話シーンはジーンとくるものがありました。
父親はモリーに対して負い目があり、それが厳格さを助長させていたようで。そりゃあ子どものモリーはそんな父親の影響をくれる受けるに決まってますし、だからこそのいまのモリーが出来上がります。
モリーから学ぶ、自分の信念とは
モリーは最後まで、自分以外の情報の開示を拒み、留置所生活を選択します。自分を犠牲にしてまで守る相手らじゃないのは弁護士に言われるまでもなく、(「君は独りぼっち。なぜ誰も礼をいいに来ない。おかげで助かった、俺にできることは?」)モリーも重々承知の上ですし、その相手の家族たちのことをモリーは心配していましたが、親切心というよりかは、それが彼女の「信念」なんでしょう。相手のためではなく自分がそうしたいから選んだ。
信念は、他人から理解しがたいものほど、頑固とか変なプライドとか、勿体ないとかで片づけられがちですが、私はモリーのラストの決断は観て、勇気づけられました。
自分の本心が評価されたときの感情と、自分の本心ではない意見が評価された時の腑に落ちない感情は全くもって異なる。
たとえ人からどう思われようとも、自分の心が満たされていれば人は幸せと感じるもの。(他人を忘れ私利私欲にまみれたらそれはそれで哀れですが。)
モリーの強く高潔な精神力には到底及びませんが、自分の譲れない信念は貫こうと、固く決意をしたのでした。(ちゃんちゃん)
映画 「ファンタスティック・ビースト 黒い魔法使いの誕生」 ※ネタバレあり
「ファンタスティック・ビースト」シリーズ第2弾
あらすじ
ニュート・スキャマンダーは、学者として魔法動物を守るため、不思議な空間が広がるトランクを手に世界中を旅している。ある日、捕まっていた“黒い魔法使い”グリンデルバルドが逃亡する。ニュートは、人間界を転覆させようと画策するグリンデルバルドを追い、魔法動物たちと一緒にパリの魔法界へ向かう。
感想
★★★☆☆
なんだか怒涛の急展開でしたね。
知識の乏しい自身の頭だとストーリーについていくのに必死で、随所に「??」な所がありましたが、今後明かされるのでしょう 笑
鑑賞して、特に印象的なところだけを抜粋しました。
グリンデルバルドの脅威が迫る
1のラストでグリンデルバルドは登場しましたが(それまではグレイブスに化けていました)2は最初から最後までフル出場。魔法界を支配しようと信仰者を募り、動き出します。ニュート達の仲間も翻弄され、大変な事になります。
ハリーポッターと比較してしまうと、ヴォルデモート卿並みの恐怖や迫力が足りない気がする。まだファンタビ1の方が見えない脅威があってハラハラドキドキしたな。ジョニー・デップが演じてるからなのか、見慣れてる俳優さんだからなのか、ちょっとキャラクターに入り込みにくい。ダンブルドア先生も同じことが言えますね、はい。ファンタビは知名度ありすぎな俳優さんじゃないほうがいい…。
女性キャラクターで見る、闇落ちの明暗
⑴クイニー
クイニーが闇落ちしたのには驚きました。
彼女は人の心が読めるというかなりの特質があり、(その能力故、グリンデルバルドに唆され闇落ちしましたが)その能力が彼女を苦しめていました。ジェイコブというノーマジと出逢い、恋に落ちますが、ノーマジとの関わりは罪となる為、グリンデルバルドの思想に乗っかり闇落ち。しかし口車に乗せられただけなので、完全に騙されてます。
1の時は、ニュートとティナのピンチを察知し、助け出す活躍を見せただけに、2の終わりは悲しかったな。ただそれだけ、彼女は闇の魔法使いにも重宝される存在であったことは確か。
⑵リタ・レストレンジ
彼女は心に大きな闇を抱えていましたが、グリンデルバルドの思想にはのらず、ニュートやニュートの兄テセウスを逃して、自らを犠牲に亡くなります。ホグワーズでニュートに救われた事が大きかったのでしょう。
多分ニュートの存在が無ければ闇落ちしてたのでは…と思います。
⑶ナギニ
彼女また大きな闇を抱えています。
クリーデンスと行動を共にする彼女ですが、そもそもハリーポッターで登場するナギニは、女性の姿はなく完全に蛇となり、しかもヴォルデモートの側近のペットでした。
これは一体どういうことか…、と調べたところ、ナギニは、人間の女性であり、マレディクタスという、母から娘に遺伝する「血の呪い」を持って生まれた女性であるということ。
この「血の呪い」とは、姿を動物に変身させることができる一方で、いずれは変身できる動物の姿のみ自分ではコントロールできないままに、永遠を生きることになる、という呪い。
つまりファンタビの時点では人間の女性の姿に戻れていたが、ハリーポッターの時点では、もう蛇の姿のみとなってしまっていた模様。
悲しすぎる結末…、しかし彼女はファンタビ2時点では闇落ちしておらず、ニュート達と一緒にホグワーズにいるダンブルドアの元へ向かいます。この先彼女はいつヴォルデモートと行動を共にすることになるのか…んー興味深い。しかし悲しい結末しか想像ができない。
クリーデンスの正体とは
ラスト、最大のネタバレとして、クリーデンスがダンブルドアの弟であることが発覚します。ただ、グリンデルバルドがクリーデンスに言っただけで、そもそもハリーポッターに出る弟とは別の弟で始めて知る存在なため「え、本当に?」って感じで信じてない 笑
とにかく今後の展開が気になるところです。
さて、ニュートはラスト「つく側を選んだ」(グリンデルバルドと戦う)とセテウスにいっていましたし、本格的な決闘が今後行われていくのでしょう。
今後の展開が楽しみです。
映画 「ボヘミアン・ラプソディ」 ※ネタバレあり
伝説のバンド〈クイーン〉彼らの音楽を唯一超える〈彼〉の物語
あらすじ
世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。クイーンの現メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を手がけ、劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスといった音楽史に残る伝説の数々を再現するとともに、華やかな活躍の裏にあった知られざるストーリーを描き出していく。
感想
★★★★★
とても興奮した。音楽の力って凄い。なによりもクイーンというバンドの偉大さに圧倒された。
(いつも以上に浅い語彙力と、勢いだけの文章であることをご了承いただきたいです。)
クイーンの楽曲がもっともっと好きになる!
劇中に流れた曲の中で特にお気に入りなのは
「Fat Bottomed Girls」
歌詞は置いておいて、サウンドがクールでカッコいい。出だしの「Ah, 〜you gonna take me home tonight」のハモリが大好き。フェスならノリノリスイッチが一気に入る一曲。
「Under Pressure」
イギリスのミュージシャンのDavid Bowieの共作。これはPVと歌詞が好きで。映画「SING」で劇中歌でも流れていましたが、本作では勿論、絶妙に良いシーンで流れます。
「Radio Ga Ga」
これは最後のライブのシーンで歌ってましたが、「Bohemian Rhapsody」からの、「Radio Ga Ga」が最高にカッコよくて、それでハマりました。
ラスト、ライブでの興奮が忘れられない!
この一言です。CMで流れてたりすると、あの感動と興奮が蘇ってくる。歌いたくなる。(しかし実際カラオケで歌っても、自身の歌唱力と英語の発音がうまくなくて絶望する)
ライブとかフェスに行きたくなりました。「フレディが生きているうちに一度生で聴けたらな」という思いがこみ上げてきては、いま好きなアーティストのライブにはもっともっと足を運ばなければ!と強く思ったり(そもそもチケットが当たらない問題)、音楽の力の素晴らしさを呼び起こしてくれたんです、クイーンは。
ボヘミアン・ラプソディと時代
ボヘミアン・ラプソディを始めてフルで聴いたのは、海外ドラマ「glee」。「序盤のバラード、中盤のオペラ、終盤のロック、これが一つの曲だなんてめちゃめちゃカッコいいなぁ!クイーンは当時めちゃめちゃ攻めたバンドだったんだろうな」と思っていたら案の定。本作でもボヘミアン・ラプソディを巡ってレーベルとの対立がありましたね。当時でこそ、万人に理解されるのが難しかった、でもこうして沢山の人に愛される曲になったのがとても感慨深いですね。
いつの時代も天才の感性というものに一般ピープルはついてこれず、何十年もしてから評価されるものなんてごまんとある。この手の映画を観ると「天才と孤独」は付き物で、素晴らしい作品を世に残した人たちの苦悩も垣間見れる。
私も素晴らしいものに出会えるように、色々とアンテナを張って、凝り固まった感性にならないように日々生きておりますし、対、人となると調和も必要なので時には自分を偽ったりしながら生きています。
でも譲れないところは真正面からぶつかり、精神をすり減らしながらも、偏見に負けないで強く生きていきたいと思います。(なんの宣言でしょう)
本作を観て感じたことです。
とにかくライブシーンはどれも最高。映画でこんだけ興奮したので、実際に聴けたらどんなに興奮した事か。とにかくクイーンというバンドの凄さを改めて感じることのできた素晴らしい作品です。
映画 「ヴェノム」感想※ネタバレあり
新生、ダークヒーロー誕生
あらすじ
スパイダーマンの宿敵として知られるマーベルコミックの人気キャラクター「ヴェノム」を主人公とし、新たなダークヒーローとして描く。「誰もが望む、歴史的偉業」を発見したというライフ財団が、ひそかに人体実験を行い、死者を出しているという噂をかぎつけたジャーナリストのエディ・ブロック。正義感に突き動かされ取材を進めるエディだったが、その過程で人体実験の被験者と接触し、そこで意思をもった地球外生命体「シンビオート」に寄生されてしまう。エディはシンビオートが語りかける声が聞こえるようになり、次第に体にも恐るべき変化が現れはじめる。
感想
★★★★
エディとヴェノムの凸凹バディが面白かったです。ヴェノムもあの恐ろしいビジュアルよりも愛嬌ある性格でしたし、エディとなかなかの良いコンビでしたね。
「ヴェノム」はマーベル作品に免疫がない私でも、純粋に楽しめました。
ただ前情報まったく入れてなかったので「ヴェノム」がスパイダーマンのヴィラン出身とは知りませんでした。スパイダーマンとビジュアルが少ししてるなと思ってたくらいです笑
新たな勧善懲悪ストーリー誕生
ダークヒーローものは大人向けの作品と思います。
そもそもダークヒーローは正義と悪という単純明快なものではない。善悪を併せ持っており、人間の本質をとらえているからこそ、そこに面白さを感じますし、予測付かないストーリー展開に目が離せないですね。
今回のヴェノムに関しては、エディとヴェノムの出会い、地球外生命体「シンビオート」の説明が必要だったので、わかりやすい導入といったところでしょうか。是非続編を作っていただいて、ヴェノムの世界観からもっと面白い作品を作ってほしいです。
そして願わくば、スパイダーマンとのコラボも観てみたいです。
主人公エディをトム・ハーディが演じていましたが、トムハでよかった。マッチしてました。あと寡黙で強面な役柄が多いので、今回は珍しく、よくしゃべるなーと思って観てました。コメディ要素があるので、そこもまた新鮮で面白かったです。
ヒロインのミシェル・ウィリアムズもよかったです。美人さん。
ちなみにヴェノムはトムハが声あてているんですね。鑑賞後に知りました笑
今後の展開が気になるところ。ラストにちょこっと出た、刑務所に出てきたあの連続殺人鬼が関わってくるのでしょうか。続編まってます。
映画「カメラを止めるな!」※ネタバレあり
この映画は二度はじまる
あらすじ
「37分ワンシーンワンカットのゾンビサバイバル映画」を撮った人々の姿を描く。
とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影をしていたが、そこへ本物のゾンビが襲来。ディレクターの日暮は大喜びで撮影を続けるが、撮影隊の面々は次々とゾンビ化していき……。
感想
★★★★
前半酔いそうになったけど、後半面白かったので、笑って最後全てが良くなる 笑
前半は超B級なゾンビ映画
ツッコミどころ満載で、これはこれで「この間(ま)は何…」「この空気はなに…」「このシナリオは必要なのか…」「え監督なんでカメラ目線?!」と観ながらポツポツ気になる映像満載でした。そしてカメラアングルが非常に悪く、私は途中酔いました 。体調悪くなると映画の印象が一気に下がってしまうのですが、後半見事に上げていただいて、無意識に笑っていて、見終わったあと、あー楽しかった。と終わることができました。
前半の気になる映像満載が後半でこれでもかというほど生きてくる
この映画は二度はじまる
まさにそうですね。
監督がカメラ目線で「カメラを止めるな!」って言ったのがつぼですわ。ディレクター陣が「あいつカメラ目線じゃん」って思うところかが、私も思ってたよ、て感じるシンクロ感に心踊る。体験型エンタテイメントでした。
もう一度作品を観てるから、後半の展開にニヤニヤが止まらない。
とにかく、面白かった。
あれこれ考察するのではなく、とにかく見て!!ていう気持ちが強いですね。たのしかった〜。
映画「リトル・ミス・サンシャイン」感想※ネタバレあり
負け組家族が織りなす、凸凹ロードムービー
あらすじ
美少女コンテストのクィーンを夢見る少女とその個性的な家族が、黄色いワゴン車に乗ってコンテスト会場を目指す姿を描く。
小太りの眼鏡っ子、オリーヴの夢は美少女コンテストで優勝すること。地方予選で繰り上げ優勝した彼女は、独自の成功論に取りつかれる父リチャードや離婚歴のある母のシェリル、自殺を図ったゲイの伯父フランク、ニーチェを崇拝し全く喋らない兄ドウェーン、老人ホームを追放された不良エロクソジジイのグランバらと車で決勝大会の会場を目指す。
感想
★★★★★★★
笑って、笑って、ほっこりして、ジーンとくるロードムービー。元気をもらえる、そんな素敵な映画でした。
愛すべき変わり者な家族
なかなかの個性豊かな家族たちがおりなすドタバタコメディですが、とにかくみんなの掛け合いが面白い!一つの空間にいる家族6人の凸凹した掛け合い、絶妙なテンポ感、なんなんでしょうね、このアンバランス感が逆に魅力なんです 笑 (ちなみに家族の会話の大半は父リチャードかおじいちゃん発信の、負け組と勝ち組の話)
母 シェリル
離婚歴があり、兄のドウェーンは元旦那の子です。なにかと感情的に夫とぶつかり合いますが、家族の面倒、特におじいちゃんとやっていけてるのが尊敬レベル、自殺未遂した兄の面倒までみて、凄くバリタリティ溢れるお母さんだなと思いました。
父 リチャード
成功にこだわり、しかもそれを家族に植え付けようとさせる面倒くさいキャラ 笑
この人苦手だなーて思いましたが、叔父のフランクが上手く交わしてるのを見ると、なんか可哀想にみえてくる 笑
なんだかんだ家族を大切に思っていて、まさかまさかの行動力を(2回も)見せてくれるシーンは要注目です。
叔父 フランク
叔父さんのキャラは好きです。悲惨感たっぷりでぽろっと面白いこと言う人好きです。あと走り方が特徴あって、面白い。 あの機敏な動き、なんなんでしょうか笑
兄 ドウェーン
喋らない兄です。途中、事件が起こり叫び出しますが。妹のオリーヴには優しいので可愛がってるんだなと思います。父リチャードがオリーヴに「アイスクリームは太るからあまり食べるのはよろしくない」とネチネチいってるところに、ドウェーンがすかさずストローを使って紙をリチャードの顔めがけて飛ばすシーンは可笑しくて好きですね。なかなかの癒し系でした。
妹 オリーヴ
かわいい、とにかく可愛かった、、。純粋で子どもらしい。この子がいると家族が一致団結しますね。オリーヴはただ可愛らしいだけではなく、人の気持ちもわかる心優しい子。ミスコン前日に、弱音を吐くシーンの演技は素晴らしかったなぁ。
おじいちゃん グランバ
なかなかのトラブルメーカーでした。ヘロインをやり、エロを語り、文句たらたらな典型的なクソジジイです。そのせいで老人ホームを追放されますし。でも孫のオリーヴは可愛がっており、なかなかの良いおじいちゃんです。このおじいちゃん、大きな置き土産を2回もおき、その処理を残った家族が一致団結して行うという展開があるので必見。
ワゴン車のシチュエーションはお見事
とにかくバラバラな家族ですが、そんな家族だからこそ一致団結するシーンは見ものです。
オンボロのワゴン車に乗って、家族6人は自宅から1300キロもあるカルフォルニアを目指しますが、途中で車が動かなくなります。
それを何とか動かすためにみんなで車を押して、ギアを入れます。その動き出した車にみんなが次々と乗っていくシーンが何度かありますが、この映画を代表する素敵なシーンですね。言葉は無くとも一致団結する家族の姿にほっこりします。
ラストのダンスは最高傑作
おじいちゃんの大きな置き土産の2つ目が、ミスコンでオリーヴが踊るダンスです。MCハマーの曲に乗せて、なんともハレンチなダンスを教えておりました。(これだからクソジジイ) 会場がざわつき、「なんてふしだらな!」という声とともに会場を出る人々。その中でも家族たちは、戸惑いを隠しきれないながらも、立ち上がり、手拍子をし始め…笑
ついに審査員が怒り、父リチャードにオリーヴを止めさせようと促し、終了するかと思いきや。
なんと一緒に踊っちゃいました。笑笑
このシーン大好きです。もうここから笑いが止まらない止まらない。そのあと畳み掛けるように、伯父フランクも変なノリで踊り始め、兄ドウェーンも勢いよく踊り、シェリルもみんなの輪に入るように踊ります。手を取り合って楽しそうに。
なんか心がジーーンときましたね。可笑しいけど、家族が一つになったとても感動するシーン。おじいちゃんのある意味素敵な置き土産って事にしておきましょうか。
出逢えてよかった!!最後は家族みんな好きになったし、お気に入りの作品となりました。
映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」※ネタバレあり
若きハンソロを描く、スターウォーズ・ストーリー
あらすじ
『スター・ウォーズ』シリーズの人気キャラクター、ハン・ソロを主人公に据えたスピンオフ。宇宙を駆ける密輸業者からヒーローになった彼の若き日の戦いと冒険を描く。
帝国軍が支配する時代。惑星コレリアで生まれ育ち、自分の力だけで生き抜いてきたハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)は、銀河で一番のパイロットになるという夢を抱いていた。やがて宇宙に飛び出した彼は、チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)という相棒を得る。彼らは、幼なじみの美女キーラ(エミリア・クラーク)らと一緒に、危険な世界に通じたトバイアス・ベケット(ウディ・ハレルソン)が率いるチームに加わり、壮大な冒険に身を投じる。
感想
★★★★★
スピンオフシリーズ好きです。本編に比べて肩の力を抜いて純粋に楽しめる。全編、冒険にわくわくして、チューイとランドが出たときはにやにやして、モールが出たときはぽ っかーん口が開いて 笑
米国の興行収入よろしくなくて、散々に言われてましたが、個人的には楽しかったですよ。
ソロとチューバッカコンビ復活
2人の出逢いは唐突。チューバッカは軍に捕えられていましたね。そこにソロも捕らえられて、最終的には協力して一緒に逃げ出します。暴れると手に負えないウーキー族なので、初めはソロも大変そうでしたが 笑 意外とすんなりふたりは一緒に旅をするようになりましたね。特に興奮したのが、ミレニアム・ファルコン号を始めて操縦する2人のシーン。にやにやしちゃいましたね。
何者キーラ
ハンソロの幼なじみとして登場するキーラですが、まず初登場シーンと再会した後のシーンでは印象がガラッと変わったところに驚き。
無垢な幼なじみの印象から、謎の美女に変貌を遂げていましたよ。そしてキーラに一体何があったのか、それも本作の面白さになってましたが。
まさかの展開にこれまた驚き。
そしてキーラ役のエミリア・クラークがお美しかった。そして今後のキーラの行く末が気になるところです。
ランド、ランド
ハンソロの悪友ランドです。この人登場すると楽しくなっちゃうんですよね、どんなにシリアスでも。
そしてランドはランドでした。うれしかったです。ミレニアム・ファルコン号はいまやソロの方が愛着あるように見えますが、本作を観るとランドもファルコン号に愛着がある理由も明らかに。んー可哀想なランド…。
今後
とにかく、スピンオフ「ボバフェット」作ってください!!
キーラの今後が気になります。
ダースモールとの絡みみたいです。
次はオビワンでるかな?
ソロは本当にもうでないの?
そしてシリーズ本編にもかかわってくるのかなと色々妄想が止まりません。
よろしくお願いします。笑
追記
配給ディズニーになってから思う事
エピソード7から製作がディズニーの配給となり、ディズニー色が苦手な友人から、セリフやシチュエーション、ユーモアさが「ディズニーぽくて嫌」というストレートな感想を聞きました 笑
そもそも配給が変わるとテイストって変わるもんなんでしょうかね?
そんなこんなでふと思ったことがありまして。
エピソード7からスピンオフ含めて、主要の女性キャラの描き方が好きだなぁ個人的には思っておりました。
なんと言いましょうか、男性に守られるヒロインの存在が薄い気がします。例えば、これまでのスターウォーズシリーズでのレイア姫もアミダラ女王も、自身の身のこなし方は存じてるし、自立されているけれど、やはり男性の盾があってのヒロイン像だと感じてます。
でも、レイ、ジン、現レイア、そしてキーラ、自立は勿論、むしろどの男どもより強い… 。
今のディズニー映画のヒロインに通じるものを感じたこの頃です。(ディズニー映画に出る女性像が時代によって変わっているため、同じ理由かもしれませんが)
私は好きです。以上ぼやきでした。